ワールドカップ準決勝 フランス対ベルギー | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

事実上の決勝戦だと思っていました。激しい試合になるだろう、と。身長も体格も良い者同士、激しいぶつかり合いになるだろう、と。確かにそうでした。



ただ、それだけではない。知対知の試合であったとも思いました。共に、相手のキーマンを徹底的にマークしました。勿論、普通はそうするわけですが、それこそ両チーム共「半端ない」働きぶりでした。



ベルギーのドンピシャのシュートを、フランスのGKロリスがあと少しのところで弾きます。フランスの絶対的チャンスを、ベルギーのGKクルトワが阻みます。もう、キーパーからして、両チームとも凄い技術の見せあいです。



前半は、0-0で終わりましたが、手に汗握る展開でした。徹底的に守る。ボールが来ればカウンター。両チームとも、カウンターが凄く速いのです。運命を決めたのはセットプレー。コーナーキックからウムティティが決めて、先制!その後も、最後まで両チームが走り続け、守り続け、フランスの決勝進出が決まりました。それにしても、アザールは凄かった。ドリブルが凄く速い。プレミアを見られない私は、あそこまでの彼の凄さを知りませんでした。



FWなのに、点を決められないことでジルーが色々言われているらしいですが、ジルーの貢献度は素晴らしいです。積極的に守備に走るのです。そして、チャンスがあればポストプレーも出来る。そこまで頑張っているジルーに、決勝では是非得点してもらいたいです。



こっちでやっていたと思ったら、すぐあっちに。先制後は、ベルギーの攻撃が凄かったですが、危ないシーンもあったものの、フランスはある程度余裕を持って守り切ったという感じでした。本当に、良い試合でした。



フランス、決勝進出おめでとうクラッカー2006年以来でしたね。ジダンのいた頃。



そして、今年は1998年にフランスが初優勝してから20周年。監督はその時の主将だったデシャン。スーパースターが揃っている。何よりも、チームがひとつになって、良いムードがわかります。



優勝まであとひとつ。お願いだから、勝って!!