W杯決勝トーナメント フランス対アルゼンチン | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

素晴らしい試合でした。強豪国は、決勝トーナメントに照準を合わせてくるっていうのは、本当ですね。フランスも予選リーグは、手堅いけれどつまらない試合していたし、アルゼンチンは苦しみ抜いての、決勝トーナメント進出でしたが、この試合はテンションが違いました。



最初の方で、グリーズマンのフリーキックがバーを叩いて悔しい思いを。あれが入っていたら、もっと楽な試合になったかもしれません。そして、エムパベ(ムバッペとどっちが本当の読み方なの?)が、信じられないような速さでカウンター。思わずDFが倒してしまい、PKを与えてしまいます。それを、グリーズマンが冷静に決めて、1-0になりました。



そのまま、前半は終わると思ったのに、終了間際にアルゼンチンのディ・マリアがミドルからスーパーシュート!なんであんなところから打つのよ、と言いたくなるぐらいの凄いゴールで、1-1のまま、前半が終わってしまいました。



家人によると、この辺りから私は無言になったそうです。そして、後半早々にアルゼンチンに決められて、逆転されます。ああ、もうダメだ………。



それを覆してくれたのが、まさかのパバールのスーパーゴール。彼、まだ22歳のディフェンスですよ。どうやったら、あんなシュートが打てたのだろう。ワールドカップの奇跡かと思います。そのあとは、エムパベ劇場。彼が、2点追加して、4-2。でも、最後のホイッスルが鳴るまで、絶対に安心しないぞ、と誓っていたのですが、案の定、アディショナルタイムにアグエロが1点返します。そこで、ジ・エンド。フランスが勝ちました。



あのメッシが、輝けませんでした。フランスが見事にメッシをマークして、彼の良さを消したからです。特にカンテ。見事でした。正直なところ、チーム力としてはフランスの方が上かも、と思ってはいました。アルゼンチンはメッシ頼みだから、メッシを押さえれば何とかなるかも、と。でも、アルゼンチンにも意地がありました。



その結果として、実に良い試合になりました。ワールドカップの決勝でも、おかしくないカードであり、試合でした。



フランス、おめでとう!アルゼンチン、残念でした。でも、良い試合をありがとう。



フランスは、次は、ポルトガル対ウルグアイの勝者と当たります。どっちが勝っても、またもや難敵です。こちら側の山は、強豪国ばかりがいて、潰しあいになりますね。もうちょっと公平に山の振り分けが出来なかったものでしょうか。



はあ~、疲れました。