ワールドカップ 48チームに | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 FIFAが2026年のワールドカップから、出場チームを48チームに変更すると発表しました。


 まあ、決まってしまったことに、私がああだこうだと言っても仕方ないのですが、それでも言わせてください。反対です。


 出場チームが多すぎます。今の32チームがベスト。今までワールドカップに出たことのない国々に夢を与えるという意見もあり、それは否定できないのですが、実力差が大きくなるのが心配です。ワールドカップというのは、選ばれた者だけが出場できる夢の舞台なのです。そうであった筈なのです。


 アジアには、7~8.5チームの枠が与えられると噂されています。アジアから、8.5!アジアの力を考えれば、どう考えたって、多すぎます。今までのワールドカップでも、滅多に予選リーグを突破出来ないのが現実です。


 強豪揃いのヨーロッパ枠が拡大されることには賛成ですが、それは残念ながら今のアジア枠を削って、ヨーロッパに譲るのが適当かと……。日本には厳しいことですが。


 さらには、グループリーグが3か国の闘いとなります。日程的に、多く休めるチームとそうでないチームとの間に不公平が生じると思います。最後の試合が、同時間キックオフにならないことで、より公平性が失われると思います。あの同時間キックオフは、観るのは大変ですが、様々なドラマを生み出したサッカーの醍醐味のひとつだと思うのです。


 48チームに増えることで、かなりの増収が見込めるそうですし、もっとサッカーをワールドワイドに出来る、などの良い点が強調されますが、サッカーってとっくにワールドワイドでしょう?あとは、やっぱりお金ですか。そりゃあ、お金は大事ですけれど。


 選手の身体やメンタル面での負担も心配です。実際に試合をするのは選手たちなので、選手たちの意見を聞いてみたいです。