『ミクロキッズ』 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

ミクロキッズ [DVD]/ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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HONEY, I SHRUNK THE KIDS
1989年アメリカ映画 ディズニー カラー 93分
監督 ジョー・ジョンストン
出演 リック・モラニス マット・フルーワー マーシャ・ストラスマン クリスティン・サザーランド トーマス・ウィルソン・ブラウン ジャレッド・ラシュトン エイミー・オニール ロバート・オリヴェリ



 サリンスキー博士(リック・モラニス)は、物体をミクロにする研究に没頭している。隣のトンプソン(マット・フリューワー)は、釣り好きで、ふたりはお互いを変人だと思っていた。ある日、サリンスキーが作っていたミクロ化する機械が動いて、サリンスキー家の姉弟エイミー(エイミー・オニール)とニック(ロバート・オリヴェリ)、トンプソン家のラス(トーマス・ウィルソン・ブラウン)とロン(ジャレッド・ラシュトン)の兄弟は、ミクロ化されてしまう。しかし、サリンスキー博士は、それに気づかず、上手くいかないことに腹を立てて、機械を壊してしまい、部屋のごみくずを箒ではいて、庭に捨ててしまう。捨てられたごみの中には、子供たちがおり、広大な庭でサバイバルを繰り広げることになる……。



 いかにもディズニーらしい楽しい映画です。ちょっとイカれた感じの科学者。幼い息子は、パパは天才研究者と信じて疑いません。ティーンエージャーの娘は、パパの発明には興味なし。隣家の長男は、隣家の娘に関心があり……。という状況の下で、絶対作動しなかった機械が作動して、子供たちをミクロサイズに縮めてしまうのです。でも、大人たちは誰もそれに気がついてくれません。


 それどころか、庭にごみとして捨てられた彼らの前に広がるのは、芝生、というより、広大なジャングル。科学者のパパに見つけて貰うまで、彼らは芝生という名のジャングルの中で、必死のサバイバルを繰り広げていくことになるのです。


 ミクロサイズに縮んだ子供たちから見た庭が面白いですね。まあ、実際に芝生の中を歩いたらあんなものではないでしょうが、虫嫌いの私は、あれぐらいでやめておいてくれて丁度いいです。


 サバイバルの中での、子供たちの成長も描かれています。


 そして、大笑いするのは、大人たちの姿。遂に、子供たちがミクロ化したことに気づいた時の大人たちの慌てぶりと、探し方(踏んづけたら終わりなのです)は、もう大爆笑以外の何物でもありません。


 ツッコミを入れながら楽しむのも良し。素直に楽しむのも良し。面白い映画です。



トレイラーです。