『ジェットストリーム』 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を音もなく流れる気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています」


 「♪ジェットストリーム、ジェットストリーム、ジェットストリーム」のオープニングでおなじみの『ジェットストリーム』。深夜0時にFMラジオから流れてきた音楽と、洒落たナレーションを覚えておられるでしょうか。


 世界各国をテーマにした音楽が流れていて、深夜ひとりで世界というものを想像したものです。受験勉強というと、この『ジェットストリーム』を思い出す方もいるのではないでしょうか。私も、この番組を友としていました。ああ、日付が変わったなあ、って思う瞬間なんですよね。


 ナレーターは城達也。あのビロードのお声が、とにかく素敵でした。私にとっては、グレゴリー・ペック=城達也ですが、『ジェットストリーム』のナレーターとしての彼を一番に思い浮かべる方も多いんでしょうね。城達也なくして、この番組はあり得なかったと思います。それぐらい、彼のナレーションと音楽が素敵な番組でした。


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 あのビロードのお声が蘇ります。