ウィンブルドン決勝 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 昨夜放映されたウィンブルドン男子決勝を見ていました。ナダルが2セット獲って、圧倒的有利に試合を進めていたところに無情の雨。しばらく待っていましたが、延々と雨が続くため、疲れていたので寝てしまいました。とはいえ、この雨が不利な状態にあるフェデラーを活気づかせるのでは?という懸念もありました。


 起きて結果を見てみれば、どうやらその通りになったようですね。まあ、当然といえば当然かも。あのままの勢いだったらもしかしたらナダルがストレートで勝てたかもしれないですが、相手は6連覇を狙う世紀の強者。そう簡単にいくはずがありませんでした。


 ずっと昔には、ステファン・エドベリやクリス・エバートが好きで良くテニスを見ていたものですが、もう何年もじっくりと見ることがなくなっていましたが、昨夜はテニスの面白さを堪能させて貰いました。応援していたのは勿論ナダル。ウィンブルドン中にもスペイン代表を熱烈応援していて、口を開けばスペイン代表のことばかり言っていたナダル君を、今度はこちらが応援してあげなければ。スペイン代表の試合が見たいばかりに、試合時間の変更を陳情したというナダル君を(そして、それが認められるというのが面白い)、とても嫌いにはなれませんよね。


 結局試合はもつれ、フルセット4時間48分という大熱戦になってしまったらしいのですが、最後にナダルが優勝をもぎ取りました。クレーだけの王者はこれで返上ですね。敗れたとはいえ、フェデラーもあの状況から盛り返したのはさすが王者としか言いようのない試合運びだったのでしょう。うーん、全部見たかったです。でも、雨が上がった後に、フルセットにもつれ込むとなると、一体寝るのが何時になったことか…。仕方ないですね。


 おめでとう、ナダル!これで全仏と合わせて2冠ですね。間違いなく、スペイン代表のユーロでの優勝が、彼に大きな力を与えたことでしょう。また、ベルナベウでその姿が見られるのかな。