この回はいささかショッキングでした。マイケルが、遂にストレスで参ってしまったか!?と思われる展開でした。


 火傷を負って、皮膚に刻み込んだ筈の所内の地図が消失してしまったマイケル(原因が火傷っていうところが、何とも怖いですよね)。その失われたルートは、脱出のための新しいルートに欠かせない部分。一生懸命思い出そうとするものの、さすがにマイケルもお手上げ状態です。さらに、何故火傷をしたのかと問いつめられ、答えられない(そりゃそうですよね)ために、遂には懲罰房に入れられることになります。ここには、先に兄リンカーンも入っていて、それぞれの独居房から会話を交わす二人の姿がちょっともの悲しくもあります。


 タイムリミットまであとわずかのストレス。失われた地図のストレス。様々なストレスが重なって、遂にマイケルは……!?という、さすがのスーパーマン、マイケルもKOされたのだろうか、という疑問の中に視聴者を引きずり込んでいくストーリーテリングは目が離せません。


 一方で、脱出仲間たち軽作業班は突然お役ご免ということになってしまいます。それどころか、明朝業者が来て絨毯を張り替えるというではありませんか!それでは、床に開けた穴が見つかってしまう!?グループの頭脳であるマイケルを失った彼らはパニックに陥り、ただ一人だけ房に例の穴が空いていることから、スクレが責任を押しつけられます。どうにも困ったスクレでしたが、意外にも頼れるところを見せてちょっとびっくり。ティーバッグはちょっと情けない役回りでしたね。


 さてさて、今回マイケルの代わりを務めるべく頑張ったスクレ君。名前はフェルナンドと申します。素敵な名前です。演じているのは、アマウリー・ノラスコ。1970年プエルトリコ生まれです。このスクレ役で、ALMA Award(って良く知らないけれど)などで助演男優賞にノミネートされています。『ER』『CSI』や『CSI:NY』などにゲスト出演しています。映画では、『ワイルド・スピードX2 』に出演しています。これは見ていないのでわかりません。刑務所内では、なかなか好感が持てるし、信用出来るキャラクターなのではないか、と今のところは思いますが、どうでしょうか。少なくとも、憎めないキャラですよね。




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