私は一人っ子。


両親は言う。


自分たち(両親)が健在の今は実感できないかもしれないが、

万が一、子宝に恵まれず、夫婦二人の生活となった場合

貴女(わんこ)は、天涯孤独になる


・・・と。



確かに・・・。

今は夫婦健康で暮らせている。

そこそこ仲良く生活している。

しかし年の差がある我が家。両親が旅立ち、夫が先に旅立った場合

私は間違いなく、天涯孤独といえる余生を送る事になるかもしれない。

私が先に旅立った場合、夫にとって血の通った姪・甥がいたとしても

それもある意味、孤独な余生になるかもしれない。


人の人生は何があるか分からない。

たとえ、血の通った子供がいたとしても・・・果たしてそれだけで、

自分にとっての自分の人生が、『良いもの』となるだろうか?


自分に姉妹や子供がいたら、それだけで幸せだろうか?ということばかりが

最近、私の思考を独占している。


女として生まれたからには、我が子をこの手で抱いてみたいという思い。

間違いなく、私の中にも存在しているのは確かだ。

私と、愛する夫の血を受け継いだ我が子を授かりたいという思いは、

私の中にだって存在する。

将来云々という事は二の次、三の次。

一番の思いは、私たち夫婦の血を受け継いだ子供を授かりたいという願い。


母親が言う、自分にとって天涯孤独になることを避けるためでは決してない。

老後の面倒を見てもらいたい。死後の弔いをしてもらいたい、そんな気持ちは

微塵もない。そんな思いは、親のエゴだけじゃないのだろうか。。。



母親は言う。


夫の姪・甥がいても、貴女(わんこ)とは、血のつながりがない。

親が健在のうちは助けることもできるけど、私たちが居なくなってから

困ったことがあっても、助けられない。


それじゃ、子供がいたらいいのだろうか?

困ったら、子供に助けを求めればいいのか?


・・・両親は私を「自分たちのため」に産んだのだろうか???


物事の捉え方が、母と娘では違う面が時々露呈される。

昨年暮れから、我が家の家族計画に、度々土足で踏み込んでくる。

母と娘の会話ならば、まず二人の時に話してほしかった。

それが夫と3人のときに、言葉を選ぶこともせず・・・。


親しき仲にも礼儀は大切だと思う。

母と娘の会話ならば、言い合いをしても『親子喧嘩』

だけど、そこに夫が加わったら、私はどう立ち居振舞っていけばいいのやら。