
これは1963年製エピフォンソレントです。63年までのエピフォンのヘッドは幅が広く短い、いわゆるスモールヘッドで、これが好きです。
ES335とリビエラ、ES330とカジノ、ES125とソレントが兄弟関係になりますが、ソレントは弟分のくせに125よりも高級な仕様です。ヘッドマークが125がデカール貼りに対してソレントはインレイ、125がクルーソンの一番安い3連一体ペグに対して、6個とも独立したクルーソンペグ、シングルコイルのP90に対してミニハムバッカー、1プライのピックガードに対して3プライ、そして、クルーソン製テールピースに対して、より高級なウェバリー製テールピース、といった具合です。当然、当時の値段はソレントの方が高かったと思いますが、現在ではギブソンの方が人気があって高価で、ソレントは不人気です。
でも、ブルースギターは上級グレードの高級機より、中級以下のシンプル、質素な仕様の方が雰囲気、で好みです。ソレントぐらいの感じは非常によろしいですね。
ギブソンならフルアコはES175どまり、セミアコなら335、ぎりぎり345、アコースティックならJ45か50、ソリッドならレスポールスタンダード。フェンダーならスタンダードのストラトかテレキャスまでが上限でしょう。さらに下のグレードを好むのは全くオッケーで、それなりのこだわりを感じて好ましいです。
ジャズ系の人達は上級の高級機を好む傾向があり、材質がよくて、手作り、強度の高い貼り合わせネック、ゴールドパーツ、ラージヘッドにロトマチックチューナー、とゴージャスな外観ですが、少々装飾過多のものも多く、ブルース的にはむしろ趣味が悪いかも、ということになってしまいます。
ブルースマンにスーパー400やJ200、デアンジェリコは似合いません。ES355はBB King, Otis Rush、ES5はT Bone Wakerなど超大物ベテランブルースマンのみ似合いそうです。
最近気づきましたが、ソレントのスモールヘッドは61年から63年後期まで、ドットポジションマークは63年前期までで、それ以後は楕円形の大きなマークになりますので、ドットマーカーは結構レアな仕様のようです。
さらに63年位までのミニハムにはラージハンバッカー同様PAFのステッカーが貼ってありますので、PAF付きドットネックという335なら超人気の仕様ですが、ソレントでは人気ありません。
しかし、最近62年仕様のソレントが復刻されたので驚きました。中国製だと思いますが結構良く出来ているのに実売50000円ほどですが、あまり売れてないようです。ついているミニハムはアメリカ製ということなので試し弾きしてきましたが、全く違う音でした。でも、値段の割にはいいと思いますね。