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15年ほど前、マクロスイターというレンズに出会って、夢中になりました。
マクロスイターを使いたいために、アルパというカメラを研究しすぎて本も出しました。

マクロスイターはスイスのケルン社がアルパのためだけに作った、50ミリでF1.8の明るさを持つマクロレンズで、色収差が補正されたアポクロマートレンズです。
こんなレンズはスチルカメラ用には後にも先にも作られたことがありません。コストがかかり過ぎるからです。

ケルン社はムービーレンズの製造が本業のメーカーで、広角から望遠まで何十種類ものムービーレンズを製造していました。
当時、カタログ見るとKern Macro Switer 26mmF1.1とありました。F1.1?誤植だろうと思いました。F1.1といえば、ズノウとかノクチルクスなどの特殊な超高速レンズ並みの明るさです。しかし、価格表を見て、誤植じゃないのが分かりました。
アルパ用のマクロスイター50ミリF1.8は高価なアルパボディと同額くらいの高価なレンズでしたが、16ミリムービー用の26ミリF1.1はその約3倍の価格でした。

マイクロフォーサーズ/Cマウントアダプターが出来て、Cマウントレンズが使えるようになって最初に捜したのがこのレンズでした。
しかし、25ミリF1.4のスイターは沢山ありましたが、26ミリF1.1はなかなかありません。
やっと見つけて購入したころには、最も人気のあるレンズの一つになっていて、最も値上がりの早いレンズになっていました。
どこかでマクロのノクチと表現されてましたが、F1.1のマクロレンズなど、後にも先にもこれしかありませんので、もともと製造数の少ないところで人気が集中した、これは結果ですね。
シャープなのに柔らかい写り、とろけるようなボケが魅力のレンズです。