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英国自転車の中でクラブモデルは1930年代から1950年代にかけて盛んだったクラブマンレースのための自転車で、泥除け、サドルバッグ、電装品を装備して、レース場まで自走して行き、それらの装備を外してレースに出場し、また装備を戻して自走して帰宅するという使い方をされたもので、ツーリング車とレーサーの中間にある自転車です。

戦後の1940年代後半から50年代始めは英国で大サイクリングブームがあり、英国各地で100を越えるハンドビルドの高級フレームビルダーが競いあって、軽量で高品質なフレームをつくり、多数の名車が生まれました。
そんなブリティシュハンドビルトライトウェイトを日常の足として、またツーリング車として使っています。

しかし、国が違い、地形が違い、時代が違う1950年代のクラブモデルが自分にとって理想の自転車となるでしょうか。

自転車大国と言われる英国、フランス、イタリアには長い歴史がありますが、個人的に興味ある時代のロードバイクの典型的な特徴、仕様を比較してみます。1980年以後アメリカで生まれたマウンテンバイク、および最近のクロスバイクは残念ながら興味の対象にはなりません。

イタリアンロードレーサー 1970年代~80年代 平地、山岳を高速走行
クロモリフレーム、オールカンパ、700Cホイル、泥除けなし、電装なし
前2速52/42T、後5~7速13T/23T

フランスツーリング車ランドナー 1960年代~1970年代 平地、山岳を中速走行
レイノルズ531フレーム、フランスパーツ、650Bまたは700Cホイル、泥除け(アルミ)、電装装備(ダイナモ)、フロントバッグ。前2~3速28/38/48T、後5速14/24T。

英国クラブモデル 1940年代~1950年代 平地、丘陵を中高速走行
レイノルズ531フレーム、英国パーツ(ギアは英国製内装ギアまたはフランス製外装ギア)、26インチ 11/4または27インチ1/1/4ホイル、泥除け(セルロイド)、電装装備(バッテリー)、サドルバッグ、前1速46T、後3速~5速14/24T。

個人的な好みですが、今実用で乗るなら、リアは固定シングルギアや英国の内装ギアより外装の4~5速が好きです。ギアはフランスのタケノコ式より、多少時代がずれてもカンパのパラレログラムがよろしいです。さらにフロントは44Tシングルまたは46/36Tくらいのダブルにすれば坂の多い日本で乗りやすいです。ホイルは27インチでも700Cでもよいです。
こうしてみると、英国クラブモデルにフランスツーリング車のドライブラインを取り入れる、というのが自分の理想に近いかなと思います。
そして、実はもうすでに自分のほとんどの車両はほぼこの仕様にして乗っています。英国本国の本来のクラブモデルの仕様とは異なりますが、環境、好みにあった仕様で乗るのが一番よろしいかと思います。