

戦前から戦後にかけてのいくつかのビルダーのカタログを見ると、自社フォークのほかにラスフォークがオプションで選べるようになっています。ラスフォークにはラス独自のシリアルナンバーが打たれているため、今日ではフレームナンバーとフォークナンバーの違いから、オリジナルを判断するのに多少の混乱があるようです。
写真の車は1950年後半のグランプリというモデルでオスカーエッグラグを使用し、レイノルズ531のダブルバテッドチューブで組まれたレーサーです。乗ってみると絨毯の上を走っているような他に例をみない独特の乗り味が気持ちいいです。ハンドリングはこの時代としてはクイックなものですが、しっとり感もある好ましいもので優れたフロントフォークを実感させます。
名工ビルブラウンをメインビルダーとして1958年までフレーム製造をしていました。また、アーネストラスのフレームは塗装の名人といわれたアルバートスミスによって塗装されていて、その塗装にも定評がありました。