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かっての外装変速機の先進国、フランスのシクロ、そのころの英国車はダブルコグが主流で、変速機はフレームに互換性のあるスターメィアーチャーの内装ハブギアが多く、フランスシクロのパテントで作られた英国サイクロの外装式は、直付けにしないと本来の性能が発揮されないこともあり少数派でした。写真の車は1930年代のラッジです。オートバイメーカーとしても有名でマン島で何度も優勝しています。チェーンホイルがトレードマークの右手の形に抜かれていて、珍しくシクロを直付けしています。使ってみるとヘリコイド式のダブルワイヤーは引きが軽く確実に変速しますね。今だにファンが多いのが分ります。パーツは全て鉄製で、ブレーキはカンパのデルタブレーキの原型のようなセンタープルです。
10年ほど前にレストアして、それ以来ガレージの壁に吊ってあったものですが、7~8年前バイシクルナビの創刊号の旧車ページの巻頭に載りました。それ以来また壁に戻っていましたが、タイヤを換えて乗ってみたら、思いのほか乗りやすいので驚きました。

戦前の英車は小さなフレームにシートポストを長くして前傾の強いポジションにセミドロップのラウターワッサータイプのハンドル仕様ですが、意外と乗りやすいです。戦後はドロップハンドルに大きめなフレームになっていきます。

この車を見ていると、トップチューブにシフターがあることもあり、数十年前に流行った電飾満載子供用スポーツ車(憶えてますか?)がセミドロップ、トップチューブシフトで、電飾を取ると結構似ているんじゃないでしょうか。アイデアの元は戦前の英国車にあったのかも知れませんね。