
そのため、タイムトライアル用に、より機敏な操縦性を得るためにショートホイルベースのフレームが色々と研究されました。ショートホイルベースにするのにはチェーンステーを短くするわけですが、あまり短くすると、後輪とシートチューブが干渉してしまいます。まして、英国のクラブマンレーサーはマッドガードを付けますから、より問題となります。
そこで、サンマンクスTTのように、シートチューブを思い切り寝かせて後輪とのクリアランスを稼ぐもの、サクソンのようにシートチューブを2本の細いパイプにして、後輪がシートチューブの間に入るようにするものなど、色々研究開発されましたが、写真のベインズフライングゲートはマンクスTTとは逆にシートチューブを垂直まで立てて、後輪とのクリアランスを稼ぎました。そのため、始めて見たときは、なんじゃこれは、と思ったくらい変わっていて、インパクトのあるフレーム構成で、フライングゲート(空飛ぶ門扉)という名前がぴったりだなと思いました。30年代から50年代まで作られていて、当時はかなり有名な車でした。現在でもTJサイクルというところで復刻版が作られています。
http://members.aol.com/polldoug/flyinggate/index.htm
ベインズインターナショナルTTというのが当時の正式名称です。