
イタ車ならチネリ、デローザ、コルナゴ、マージ、フランス車ならルネエルス、アレックスサンジェと各国の代表的な車種がすぐ出て来ますが(私の独断ですが)、英国車は名車がゾロゾロ、それぞれ強烈な個性があってベストワンはおろかベストスリーを選ぶのは難しいです。が、あえて一台と言われたら、私はこの51年モリスでしょうか。う~、いやジロットもいいな。でも、ジロットは現在貸し出し中で写真ないので、モリスにしておきましょ。ご覧のとおり黒一色のオーソドックスなダイアモンドフレームで、パターソンの線画の世界を彷彿とさせる一台ですが、写真では分らりづらい作りの良さ、仕上げのすごさと、強力な個性はないのに全てにおいて高次元でまとまったバランス、乗り味、乗ってて一番、脳内快感物質の出る一台です。
リチャードモリスは当時はさほど有名なビルダーではありませんでしたが、後年高い評価をうけ、名人と言われています。特に人気のあるゴシックラグの車は現存12台といわれていますが、それ以外の製造台数も少なく、59年に製作を止めてしまってます。
クラシックバイシクルの本でも一台紹介されていましたが、2000年に発売されたロードバイクまるごと分る本3にビアンキ、ルネエルスと一緒に出ていたゴシックラグの車は英車の興味を持ち始めた時でしたので、穴のあくほど見ましたですね。これはずっと一番欲しい一台でありますね。