オールドレンズに興味があるけど、どのカメラを買ったらいいか聞かれることがある。今の時点ではソニーのα7一択、初期型なら中古も安い。余裕があるなら小さなシネレンズも似合い、AFアダプターも使えるα7Cをすすめる。

 

以前はレンズのフォーマットに合わせてカメラを使い分けてきた。ライカや一眼レフなどの35mmスチル用のオールドレンズ にはフルサイズのカメラ。35mmムービーレンズはAPS−Cのカメラ。16mmムービーのCマウントレンズはマイクロフォーサーズフォーサーズ。8mmムービーのDマウントレンズはペンタックスQといった具合だ。気がついたら結構な数になっていた。

    

しかし、色々問題もあった。Cマウントのシネレンズはマイクロフォーサーズではセンサーが大き過ぎて、広角レンズでは四隅が大きくケラれて使えない。ペンタックスQはセンサーが小さ過ぎる上にEVFが無いので正確なピント合わせがしずらい。

 

しかし、今ではα7C一台で全てのオールドレンズ を使っている。使い方は以下の通り。

 

ライカや一眼レフなどの35mmスチル用のレンズ はマウントアダプターを購入すればそのまま使える。

 

35mmムービー用レンズはアダプターを購入して、APS−C/Super 35mm クロップモードで使う。ケラレが出る場合はさらに画質を極力落とさない全画素超解像ズームでケラレが出ないように調節する。

 

16mmムービー用ののCマウントレンズはCマウントアダプターを購入して、APS−C/Super 35mm クロップモードにしても大きくけられるので、さらケラレが出なくなるように全画素超解像ズームで調節する。

 

8mmムービーのDマウントレンズも同じくアダプターを購入してAPS−C/Super 35mm クロップモードと全画素超解像ズーム併用で調節する。

 

これでイメージサークルが1番小さいDマウントの広角レンズからフルサイズのレンズまで全てのレンズが一台のカメラで使える。ただし、使えるのはJpegのみ。使ってみて画質に不満があるようなら各レンズのフォーマットに合ったセンサーサイズのカメラを追加すればいい。

 

Kodak Cine Ektar 15mm F2.5

 

Cマウントレンズはマイクロフォーサーズのカメラで使うのが一般的ですが、マイクロフォーサーズのセンサーはかなり大きいので15mm前後の広角レンズでは四隅が大きくケラれて使いづらい、あるいは使えないレンズとされてきました。

 

なんとか使う方法は無いものかとフルサイズのソニーα7に付けてみました。そのままではさらに大きくケラれますが、α7にはAPS−Cクロップモード(1.5倍)が有り、さらに全画素超解像ズームという極力画質を落とさないズームがあり最大4倍まで拡大できます。

 

この2つを組み合わせると15mm位の広角レンズがAPS−Cモードと全画素超解像ズーム2倍でケラレなく使えます。焦点距離は3倍相当になりますので45mm相当で使いやすい画角です。

さらに全画素超解像ズームを4倍まで使えば15mmの広角レンズ一本で45mm相当から90mm相当の画角が自由に使えます。

 

また、いくつかのメーカーには10mmの超広角がありますが、これも同様の方法で30mmから60mm相当で使えます。30mmの広角で使えるのは良いですね。また、標準レンズ、望遠レンズなど全てのCマウントレンズも同様に使う事が出来ます。

 

今まで使えないレンズと言われてカメラ屋の棚でホコリをかぶっていた広角レンズが標準レンズより使い道があるレンズになります。レンズは安く売られてますし、アダプターはアマゾンで1000〜2000円で買えます。

 

全画素超解像ズームは画質が落ちるのではと心配される向きもありますが、是非試してみてください。ただし、RAWは使えないのでjpeg のみとなります。

 

最近はα7Cに15ミリのシネエクターや16ミリのケルンスイターを付けっぱなしで使ってますが非常に重宝しています。

 

Cマウントの広角レンズには下記のような一流メーカーの名玉が揃っており、想像以上によく写るレンズが多いです。

 

コダックエクター 

アンジェニュー 

ベルチオ

シュナイダー 

キノプティック 

ダルメア

テーラーホブソンクック

キノプラズマート

ケルンスイター

ウォレンサックラプター

ベルハウエル

ニコン

キャノンなど

ビンテージギターの何が違うかと言えばそれは木の材質につきる。

50年代のギターの材は少なくとも樹齢200年〜300の上質の木を伐採し、30年〜50年野積みして、さらに製材して10年から30年室内でシーズニングして、動くだけ動き、狂うだけ狂わした材をさらに製材してやっとギターになる。ギターになるまで300年以上かかっているという訳です。

 

さらにアメリカはロスのような元砂漠地帯からほぼ湿度100%の湿地帯、氷点下10度の寒冷地などの過酷な環境で昔は太い弦を張られたまま雑に使われてきたビンテージギターは日本の温暖な気候で細いライトゲージの弦ではさらに狂う確率は低い。

 

逆にその昔日本で作られアメリカに輸出されたギターは割れたり狂ったりでクレーム続出だったと聞く。

 

時代によって木材の質は当然落ちていく訳で1930年代のギターなど信じられないくらい良質で、1970年代以後は急激に良質の材が枯渇していく。その後は樹齢数十年の南方材を数年シーズニングして機械で強制乾燥させてギターを作る。季節ごとにネックは曲がり、ねじれ、修正が必要になるのは当然だ。

 

現在、残された少量の良質な材を使ってギターを作れば目の玉が飛び出るくらい高額になる。昔使われた建物や教会の床材などを使用してギターが作られている。

 

現在30年代〜60年代のアメリカのギター を30本、70年代のアメリカのギターを5本、70年代から80年代の日本製ギターを10本持っていて、使ってきた経験から古いほど圧倒的に木の材質が違うというのを実感してきた。50年代のギターなど買ってから30年間以上使い続けて、全く狂わずロッドなどほとんどいじったことも無い。

 

結局、ビンテージギターの値段とは取り戻せない時間の値段なのだと思う。

 

ただ、ビンテージといえどもバラツキがあるのでハズレも当然ある。特に日本に来て何回も売買されたものはハズレが多い。

 

歌もギターもブルースが最高と信じて疑わない自分ですが、10年くらい前、BBキングのモダンブルースからTボーン、ゲイトマウス、ルイジョーダン経由で戦前ジャンプブルースに

さかのぼると周辺にはジャイブ、スィング など、ジャズの親戚の音楽が沢山ありました。この頃の曲の一部は後にジャズのスタンダードにもなるなど、ミュージカルやティンパンアレイと呼ばれるポップスの名曲だらけです。

 

そういう曲をなんとかブルースで出来ないものかと思いました。歌は原曲をストレートにブルース歌いすればいいのですが、問題はコード進行のある曲をギターでどう弾くかです。

素直にジャズギターを1から習えば問題ないのでしょうが、ジャズギターはモダンジャズが中心で難しそうだし、黒本のインストやらないし、シンプルな古いジャズなので、ここはブルースギターでなんとかならないかやってみました。

 

ブルースギターはペンタ一発と言われるくらいですから、ブルーススケール一発で弾いてみると、メジャーペンタ中心で弾けばある程度合うことが分かりました。まあ、メジャーペンタはドレミファソラシドから2音抜いただけなので合うのは当然なんですが。

 

しかし、サビの転調などには対応できず、コード進行のコードトーン弾き、いわゆるコード分解、アルペジオが必要になります。そこでコード進行をよく見てみると、どんな曲でもコードは5種類しかありません。メジャー7、マイナー7、セブンス、マイナー7b5、デミニッシュ、これしかありません。この五種のコードの1度、3度、5度、7度、時には9度で簡単なフレーズをあらかじめ作っておいて当てはめてみました。

 

メジャーペンタ中心のブルースフレーズをトニックフレーズとして全体に使い、必要に応じてコードトーンフレーズを当てはめて弾くと、あら不思議、一応どんな曲でも合います。これで音を外す恐怖から解放されました、笑。

 

あとはひたすら色々な曲、コード進行を弾いていくと作りおきのフレーズに飽きて勝手にバリエーションが増えていきます。今では、結構自由に弾ける様になりました。

 

やってるうちにドミナント7thからトニックに戻るドミナントモーションでどういう音を使うかがキモで、ギタリストの個性になることも分かって来ました。ていうか、どんな曲もドミナントモーションの繰り返しで出来ているのです。

 

ジャズ的にいいのか悪いのか分かりませんが、独学でブルースで古いジャズの曲を弾くという目的はなんとか達成されたように思われます。今では曲によってブルースセッションに行ったり、ジャズセッションに行ったりしています。ジャズセッションでブルース歌うと確実に受けます、笑。

 

 

 

 

スイスケルン社のマクロスイターには35mmフィルム(フルサイズ)用に次の3種類のマクロスイターがありました。

 

Kern Macro Switar 50mm F1.8(Alpaマウント)

Kern Macro Switar 50mm F1.9 (Alpaマウント)

Kern Macro Switar 50mm F1.9 (M42マウント)

 

また、16ミリムービー用には次の3本がありました。これらは2008年発売、初のミラーレスLumix G1で使えるようになりました。50mm と75mmはAPS−Cをカバーします。

 

Kern Macro Switar 26mm F1.1(Cマウント)

Kern Macro Switar 50mm F1.4(Cマウント)

Kern Macro Switar 75mm F1.9 (Cマウント)

 

そして、8mm用のマクロスイターにはボレックスH8RXマウントのマクロスイターが3本ありました。H8RXマウントはCマウントと同じ1インチのスクリューマウントですが、Cマウントのフランジバックが17.526ミリに対して、H8RXマウントは15.305ミリでした。これらは2011年発売のペンタックスQで使えるようになりました。

 

Kern Macro Switar 5.5mm F1.6(H8RXマウント)

Kern Macro Switar 12.5mm F1.3 (H8RXマウント)

Kern Macro Switar 36mm F1.4 (H8RXマウント)

 

全9種類のマクロスイターが全て使えるデジタルの恩恵。

 

好きなアルパのレンズは珍しいレンズが多いです。フランスのアンジェニュー、キノプティック、オランダのオールドデルフト、スイスのケルンなどですが、その中で飛び抜けて高価なレンズがキノプティックでした。

 

名前から分かる通りシネレンズを中心に製造されてました。

このアリフレックスマウントのERAX−16 32mmF1.9もその一本です。名前の通り16ミリ用のレンズの様ですが35ミリムービーレンズ同様APS−Cをカバーします。

 

アルフレックスマウントには35mmと共に32mm多いですが、何か35mmにしない理由があったのでしょうか。APS−Cでは48ミリ相当になりますので使いやすいレンズです。

 

フィルム時代はダメレンズだと思っていたが、デジカメで使うようになったら滲みやフレアが確認出来て、俄然大好きレンズになった球面ズミルクス35ミリ。

 

新発売のSony α7Cにやっぱりつけてみた、ノクチルクス。

30年前に900ドルで買った、使い込まれて擦り切れたノクチ、でも玉は綺麗。ノクチでしか撮れない写真があるね。

 

Leitz Noctilux 50mm F1.0 E58

レンジファインダー型のフルサイズ機で使ってみたい筆頭がこのエクトラ用エクター35mmF3.3でした。

 

いままで、多くのシネレンズのエクターやライカマウントエクター、ハッセル用のエクターなどを使ってきましたが、エクトラ用のエクターも素晴らしいです。ヘリアー型3群5枚構成のレンズで、最短はライカ同様1メートルまでですが、レンズ横の小さなボタンを引くと、1メートルのロックが解除され30センチまで寄れるので、デジタルミラーレスには最高のレンズです。

 

市販のアダプターは50ミリより望遠用で、35ミリが使えないので、カメラ本体からオリジナルマウントを取り出してEマウントアダプターを作ってもらいました。高価なエクトラボディ一台を使って作った贅沢なアダプターです、笑。