宿根草にとって、街路の花壇は乾燥に耐える苦行を強いられる場所であることご存じでしょうか。

街路の花壇は、土が少ないと、普通の庭よりも乾燥しやすい状況にあります。その街路の花壇に街路樹があると、花壇になる部分は木を植えていない花壇よりも乾燥しやすくなります。
木の根が上を向いていると、花壇の土はさらに乾燥しやすくなります。

街路樹が植えてある街路の花壇に結構丈夫な1年草を植えていて、初夏くらいまでは咲いていても、秋口になると枯れてしまうケースがあります。

原因として考えられるのが、乾燥しやすく土が硬いところに無理やり植えたため乾燥に耐えられず枯れたケース、雑草が侵入し抜き取らなかったので枯れたケース、刈ったはずの街路樹の根っこが侵食し根こそぎやられたケースがあります。

前の二つは、しっかり日常管理すれば防げますが、街路樹の根が花壇全域を侵食する場合は対策を考えなくてはなりません。街路樹の根は通常は下を向きますが、中には一部の根が上を向き、地表全体を覆うケースがあります。
こういう街路樹がある街路の花壇の場合、春先の水仙とチューリップ以外、何を植えてもうまく行きません。花壇の端まで伸びてきている根を落としてもまた伸びてきます。


(画像は昔街路樹があり、根元から伐採した後、宿根草が育ちやすくなった花壇。土は歩道面よりも3cmくらい高くなるように盛っています。)

日当たりの良すぎる花壇は水を撒いても撒いても生育しにくい場所ですが、街路樹の根が花壇の表面隅々まで覆っている花壇の場合は、花植える場所に土を盛る(最低10cm)、枯らさない程度に根を切る、乾燥し過ぎる花壇に花を植えることは諦める、雨が降らない初夏から初秋の期間は朝晩水撒きするという四つの選択肢があります。