同じ品種の宿根(耐寒性あり乾燥に比較的強い、フロックスの白)を、①街路樹ある花壇、②街路樹無しの花壇で植えてみた。

比較してわかったことを以下に記す。

1.日当たりの良い花壇での比較結果(4つの花壇での比較)

・花壇A 街路樹有り 6月上旬から7月中旬までの水遣り量 155L

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・花壇B 街路樹有り 6月上旬から7月中旬までの水遣り量 133L

画像B


・花壇C 街路樹無し 6月上旬から7月中旬までの水遣り量 116L

画像C


・花壇D 街路樹無し 6月上旬から7月中旬までの水遣り量 127L

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街路樹ない花壇の宿根の方が開花が早いだけでなく、葉の色が街路樹あるものよりも緑色っぽい。
街路樹ある花壇の宿根は、日当たりが良くでも街路樹ない花壇よりも開花が遅れ、葉の色が黄色っぽくなっている。
実績的には、街路樹有りの花壇の方により多くの水を撒いているが、街路樹ない花壇の宿根の方が生き生きしている。


2.半日陰花壇での比較結果(3つの花壇での比較)

・花壇E 街路樹有り 6月上旬から7月中旬までの水遣り量水遣り量 119L

画像E

・花壇F 街路樹無し 6月上旬から7月中旬までの水遣り量 126L (面積は通常の6割)

画像F

・花壇G 街路樹無し 6月上旬から7月中旬までの水遣り量水遣り量 178L

画像G

 

開花時期は、日当たりの良い花壇よりも一週間くらい遅い。
葉の色は、街路樹ない花壇の方が、街路樹ある花壇のものより緑色っぽく、生き生きとしている・。街路樹ある花壇の葉は、半日陰でも黄色っぽい。
半日陰の花壇の場合、適度な水遣りにより、葉の色が深緑色になること、水不足となればなるほど、葉の色が黄色っぽくなることが確認された。

 

※半日陰の花壇とは、住宅部分の存在により午前、午後の一部、日陰となる花壇


3.結論

日陰のない花壇において、街路樹有りの花壇により多くの水を撒いていても、街路樹無しの花壇の宿根の方が生き生きしていることなどから、街路樹は宿根が吸収しようとする水分の競合相手となっている。街路樹は、宿根の廻りに水を撒いても街路樹の根は宿根が必要とする水分までも吸収してしまう傾向がある。

青森県十和田市の官庁通りの大木並木ある花壇にかなり大規模に宿根を植えているが、木の根による水分吸収を考慮し、通常の花壇の倍程度の水遣りを継続しているのではないかと思われる。

十和田ガーデン花街道
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