ふぅっと目が覚めたのは明け方近く。くそー、まだ寝れるじゃんかよーっと、ぼーっとした頭で思いつつ寝返りを打つ。なんでか、目が覚めてしまった。別に寝苦しくもナイ。このまま2度寝だなあ…っと意識が薄らぐ瞬間、あっ、やばい、と思うと同時にがーん!と衝撃が走る。金縛りだ。
以前、少しあったけど、引っ越してからというもの、しばらくずーっとなかったのだが。
今回は足が固まって動かない。まあ、じっといれば、そのうち落ち着く。
しかし、そう思った矢先、頭のわずか数十センチしかはなれていない窓ガラスごしから低周音がうなりだした。
「ブゥーン…ゥゥン、ウォゥン…」
ビリビリビリっとガラスが振動している。
なんだ、なんだ、なんだ!体は動かずに恐怖で全身汗が噴出してきた。
こいつは、やばい。
いままで体験したことの無いような恐怖でパニック状態になる。
心臓はドクンドクンと早い鼓動を打ち始めた。
ほどなく、しばらくすると、金縛りは解けたのだが、気を失ったかのように眠ってしまっていたのだった。