何度も同じことを聞かれるのが面倒なので、この記事にまとめることにした。

ウェンを嫌いになった理由を簡潔に一言で表すと、「ウェンは自分が関わりたくない苦手なタイプの人間だった」ということになる。

本記事ではこれ以降、具体的な出来事とそのときの自分の感情を赤裸々に並べるだけの文章になるので、興味がある人だけ読めばいい。

 

 

 

2021年

自分は開発前でよく暇つぶしにギャハハとログでバトルしていた。

当時、ウェンはギャハハと付き合っていることを自分にも周囲にも伏せていた。

自分もある時を迎えるまではそれに微塵も気付かなかった。

 

この頃、配信を通して少し絡んだという程度でそこまで親しい間柄でもなかったのに、なぜかウェンは自分のことをストーキングしてきた。

自分が他の配信者の配信を聞いていても、ただ開発前で放置していても、常に背後に張り付いたり、アバターの上に重なってきたりして、正直それが鬱陶しかった。

今思えば、自分がギャハハに近づかないように監視していたのだろう。

 

経緯は忘れたが、自分がギャハハと多重していた際、どこからともなくウェンがやってきていきなり多重に参加し、

 

「ピントは私の友達?」

 

と不意に意味深なことを聞いてきて異様な空気になった。

唐突すぎて自分の頭の中は???状態だった。

二人の間に流れる空気や表情で、自分はすぐにそれが「私の男に手を出すなよ?」という遠回しの圧力であることを察した。

この時点で、自分はウェンの不必要に回りくどく不穏なやり方を不気味に感じたし、関係性を周囲に隠している二人がいかにも面倒臭そうなので、深く関わらないでおこうと思った。

 

面倒な人達から距離を取る為にも、自分は当時全く使われていなかった居酒屋名無しを拠点にしようと、昔のギコっぽいの居酒屋名無しを懐古して一人でまったりくつろごうとしていたら、そこにもやはりウェンが付いてきた。

鬱陶しいので出ていけと言ったがウェンは聞き入れず、喧嘩になった。

自分がウェンを追い払おうとしたら、普段誰も寄り付かない居酒屋名無しに人がいっぱい終結して、"ウェンをいじめるな運動"が勃発した。

日頃自分に関わりもしないケンコンコ数がウェンのパトロンと化し、ヒーロー気取りであれこれ説教してきてウザかった。

その後、お互いに言い過ぎたと反省して和解した。

正確には、自分を取り巻く環境によって"和解させられた"のでしかないが。

 

 

ウェンとそこまで親しくしたい訳ではないのに、自分がどこで配信していても、誰と絡んでいても、だいたいウェンがいた。

距離を置いても付いてくるし、あからさまに追い返そうとすると角が立つので、諦めた。

自分とウェンが多重中、他の女性配信者が多重に上がろうとすると、ウェンは人見知りを発症して急に黙り込み、場の空気をぶち壊した。それをフォローするのも面倒だった。

日頃、いきなり人のコミュニティに土足で乱入してくる癖に、いざ他人から同じことをされたらそれに応じるキャパがないなんて、ダサすぎる。

 

ウェンと関わることでモヤっとすることは多々あったが、異文化には興味があったし、自分は次第にウェンのマイペースなキャラクターを受け入れていった。

昔の王族の家系とやらで家柄が良く、高学歴でエンジニアという申し分ないスペックで、おまけに容姿も整っているときた才色兼備な年下の女に一方的に懐かれることも、いつの間にかまんざらでもなくなっていた。

今思うと、自分はそういう"目に見えるものだけ"で彼女を評価していた。

 

ウェンのギコっぽい歴は長く、10年以上前からインターナショナルサーバーに出入りしていて、iccanobifとはサシで会ったことがあるほどだ。

しかし、一般サーバーの日本人コミュニティでは、ギャハハや自分と関わるまでは全く溶け込むことができなかったらしい。

ウェンは、自分と"友達"になることで、他の住民ともスムーズに交流を持てるようになっていった。

破天荒なギャハハと関わるだけではバランスが悪すぎるので、自分と関わることでそれを補おうとしたのだろう。

今にして思えば、はじめから彼氏と同じコミュニティ内である程度の地位を築く為に、自分の親分肌な部分に付け入って利用していただけかもしれない。

 

 

 

2022年

日本にある企業に就職するため、ウェンは就職活動を始めた。

ウェンはぽいぽいの色々な人に手助けを求めていて、自分にも面接での話し方、仕事に着ていく服の選び方などを聞いてきたのでアドバイスした。

その以前から、ウェンはギャハハとはくっついたり離れたりを繰り返していた。

ギャハハに暴言を吐かれては、たびたびインターナショナルで泣きながら配信をしていたらしい。

ある時、ギャハハから就職活動に関することであれこれ命令され、俺の言うことを聞き入れないなら別れると言われたらしく、泣きながら相談された。

自分は、別れる前提と関係を続ける前提の二つの視点で意見を述べて、特に別れるよう強要したりはしなかったが、ウェン自身はもう限界に近かったらしく、

「もうあの男のことは知らない!関係ない!前を向いて頑張る!」と就活に意気込む姿勢を見せたので、自分は応援した。

それから内定が決まり、ウェンは晴れて日本へ移住することになった。

 

ウェンは来日前、職場の人に渡すついでに自分にも台湾のおみやげを送ると話していた。

自分はそのお返しとして、女性向けのギフトをすぐに準備した。

正直、この時には自分の中でウェンに対するモヤモヤがピークになっていた。

就職活動の手伝いをしていた時から感謝の言葉があまりないこと、ギャハハとの擦ったもんだの件でギャハハにも周囲にもそれを伏せながら延々と気を遣うのが面倒なこと、ウェンは頑固な性格なので手をかけてもあまり意味がないこと、いつも自分が助けるばかりで特に何かを得られる訳ではないこと等、モヤモヤする理由を挙げたらキリがないが、お返しのギフトを送った以降はネットでもリアルでも関わらないでおこうと心に決めていた。

 

ウェンは来日直後、ギャハハと一緒に街を歩いて配信していた。

自分は目を疑った。

ギャハハと別れていなかったことも、同棲することも、何も聞かされていなかったので軽くショックだったが、この時、自分の中のモヤモヤの核心をようやく見られたような気がした。

ああ、だからずっとモヤモヤしてたんだ。こういうことをする人なんだ。簡単に人の善意を裏切ることができる人なんだ、と。

自分の中では完全に「友達」という関係性は終わっていたが、新生活でてんやわんやするであろうウェンをすぐに見放す訳にはいかないんだろうなと、ある意味諦めた。

 

 

そして、実際に自分の予想した通りになった。

 

来日して早々にウェンは体調を崩していたが、ギャハハはウェンを病院に連れて行かなかった。

夜中にウェンから「緊急事態。助けて」とメッセージがあったので応じると、

 

「今ギャハハはお風呂に入ってる。(=ギャハハの監視がないから連絡することができている)

私昨日から熱が出て、血尿が出ている。病院に行きたいけどどうすればいいか分からない」

 

自分はすぐに彼らの居住地から一番近い夜間診療をやっている病院を調べて教えた。

しんどいなら夜のうちに病院へ行った方がいいと勧めたが、ギャハハに反対されているので迷っている様子だった。

症状から性病もあり得ると思ったので、もう奴と体の関係を持ったのか聞くと、

「なんでそんなこと聞く?」と逆ギレの剣幕で言い放った後、無言を貫いたので、それ以上追及するのはやめた。

自らプライベートな相談をしておきながら、深く立ち入るな!という謎のプライバシー保護宣言…。

自分は、「(この期に及んでてめえの体裁ばかり気にしやがって。こっちは心配して聞いているだけなのに!)」と喉まで出かかった言葉を引っ込めて善人を演じた。

本当に面倒臭くてはた迷惑だと思った。

結局、翌朝に病院に行くとのことでこの話は終わった。

その後、ウェンは体調がどうなったかも、病院ではどうだったのかも一切報告してこなかった。

自分もウェンの態度に気分を害したのでいちいち連絡しなかった。

 

 

 

 

胸糞悪いが、購入済みのギフトは送る必要があったので、ウェンが自分にギフトを送ったときと同じようにクロネコヤマトの匿名配送を利用することにした。

まず差出人が受取人にURLを送り、受取人がそこに住所を入力すると、お互いに匿名のまま荷物を送ることができるというサービスだが、コンビニでの手続きの際、郵便番号がバレる可能性があるという本末転倒な欠点があった。

 

自分は気にせずウェンにURLを送ったが、ウェンは自分専用の端末をまだ持っていないから受け取れないと言った。

ギャハハの携帯を使って受け取ればいいのだが、ウェンはギャハハの奴隷状態にあったし、ギャハハは先に述べた匿名配送の盲点やら、自分と付き合いを持つこと自体を嫌がって、受け取りに反対していた。

仕方ないので時期を改めることにしたが、結局受け取る気がないんだろうなと半ば諦めていた。

 

受取拒否をした舌の根も乾かぬうちに、ウェンは「今日携帯を契約するのに信頼できる人の連絡先が要る。無理は承知だけど、ピントの携帯番号を教えてくれないか?」と、どの面下げて…と言いたくなるような連絡をしてきたが、自分は丁重に断った。

 

その後、ウェンから連絡がなくなり、ギフトをさっさと送りたいのに送れない状況に嫌気が差し、ギャハハに直接受け取るように掛け合ったが、

「誰がてめえからのプレゼントなんて受け取るか。もし送られてきても玄関前で木っ端微塵にしてやるわww」

と通常運転だった。

自分は限界を感じたので、このバカップルとの付き合いをやめることにした。

 

 

この時、自分はウェン用のギフトの他に、二人で使えそうなお茶のセットも追加購入していた。

 

あれから1年以上経過しているが、ウェンはいまだにギャハハの言動を代わりに詫びることすらしていない。

 

 

自分に言わせれば、ウェンは以下の通りの人間だ。

 

・自分のことしか考えていない。

・自分の話しかしない。人に興味を持たない。

・友達=かまってくれる人。

・不誠実(肝心なこと(都合が悪いこと)を説明しない。平気で隠し事をする。しれっと前言撤回する。)

・心がない。

・使えるものは何でも使う。

・超絶依存的。

・行き当たりばったり。

・礼儀作法を知らない。

・何がなんでも目的を果たそうとする。欲しいものは絶対手に入れようとする。

・都合が良い。

・妙に個人主義。ベタベタしたがる割に、他人の問題には全く立ち入らない。

・かまってちゃん。

・他人に譲ることをしない。

・男に媚びを売る。男としか良好にやっていけない。

・女社会の作法を全く弁えない。

・ナチュラルにトンズラやカマトトをかます。

・人の気持ちを考えない。

・頑固。

・問題を指摘しても直さない。人の意見を聞かない。

・独善的。

・恋人第一主義。

・企業戦士的。男っぽい。

・図々しい。

・空気が読めない。

・人間関係がド下手。

・人に迷惑をかけていることを自覚できない。

・やってもらって当たり前という感覚。

・人脈泥棒。

・したたか。

・計算高い。

・人をナメ腐る。

・絶対に謝らない。

・とにかく面倒臭い。

 

 

 

ウェンとの付き合いを通して自分が得た教訓は、人に親切にするのも大概にしないといけないということと、付き合う人間は厳選すべきだということ。

どれだけ親切にしても報われないことはある。

ウェンは、自分の良心、仲間、時間、体力、それらを奪っていくだけの"テイカー"だ。

関わってもマイナスにしかならないと断言できる。

自分が知る限り、ウェンはぽいぽいイチで面倒な人間だ。

他の人からすれば全く違う印象だろうが、自分は自分にしか見えない角度からウェンを見てきたのでそれも当然だろう。

自分はもうウェンとは関わりたくないし、前述した居酒屋名無し事件のように外野に迎合することもしない。

仲直りするよう強要される筋合いはないし、名前すら聞きたくない。

 

ウェンは話が面白い訳ではない。気が合う訳でもない。

気立てがいい訳でもない。場のノリを理解しようと努力している訳でもない。ただかまって欲しいだけだ。

ちょっとかまってやると、予想以上に近づいてきて、迷惑をかけ散らかす。

やりたいと思ったことは絶対にやる。人を妨害してでもやる。いつだってそれしか頭にない。

その場に自分が現れることが場違いかどうかなんて、想像すらしない。

それはウェンが美人だからだ。美人を追い払う奴なんていない。

日頃どんなに自分と絡みのある奴でも、あの美貌と、たどたどしい日本語、天然キャラを前にすれば鼻の下を伸ばしてウェンの側につく。見飽きた光景だ。

ウェンがブサイクだったら、誰もかまっていないことだろう。

自分はもう十分にウェンが欲しがるものを提供し尽くした、ぽいぽいで過ごしやすい環境を整えてやったと自負できる。

だからもう終わりにしたい。

自分はウェンが誰と交流を持とうが構わない。

ただ、自分にはウェンと絶縁する権利があり、付き合う人間を選ぶ権利がある。

今後は自分がどこで何していても干渉しないでもらいたい。

自分が自力で築き上げてきたコミュニティ、他の人との信頼関係をこれ以上めちゃくちゃにしないでもらいたい。

 

 

数週間前から、ウェンは別名「おのみ」という変な名前でぽいぽいに復帰している。

ウェンの配信中、自分はログで罵ったが、ウェンは一貫してシカトを決め込んでいた。

後日、ウェンのお気に入りのコテから「頼むから仲直りしてくれ…」の一声があると、ウェンは180度態度を変え、謝罪してきた。

相変わらず、現金な人間のままだった。あからさますぎて草しか生えない。

こんな対応では人を馬鹿にしているとしか思えないし、本当にいい加減にしろと思う。

当然自分はウェンと仲直りするつもりなどないし、許すつもりもない。

自分は、ここにはっきりとウェンと絶縁することを宣言する。

この記事を読んでいる人には、我慢に我慢を重ねての今があることを理解して頂きたい。

謝罪したのはウェン自身の意志ではない。それは明らかなことだ。