ごっこ遊びは小さい子の遊び?
いえいえ違います。
小学生のある子が昨日本物そっくりに見える「野菜と果物」を様々な素材で作りだしました。
大人もびっくりな出来栄え。
昨日は【作ること】に夢中になり、様々な素材を集め、組み合わせ、イメージ通りにできると大喜びしていました。
そして今日は【作ること】から【売ること】【ごっこ遊び】へ。
ごっこ遊びと言っても本格的です。
店構えや品がある程度作り終えると、
・生産者
・物流者
・店舗経営→発注、在庫管理、帳簿つけ、陳列、宣伝、
にわかれました。
さらに、買い物をした小さい子が買った品でお料理を始めると、
お料理をたべるレストランまで併設。
小学生たちは夏に市場見学や職場体験をした経験や小さい頃からすきっぷで遊んできた【ごっこ遊び】の経験が共通となり、主体的な遊びと展開に繋がっているようです。
買ったらどう遊ぶか、買っただけで満足な子と買ったものをもちウロウロしている子。
そんな様子にあわせ臨機応変に対応し、さらに遊びが展開していきます。
「新鮮野菜入荷しましたー!」
「新鮮てなあに?」
「採れたてですごく美味しいってこと」
「おいしいんだって」
と、聞きなれない言葉を小学生に尋ねる小さい子。
覚えた言葉を「新鮮野菜でお料理しましたー!レストランにきてください」と、使い呼び込み。
小学生たちは
「紫キャベツとレタス売り切れ!在庫なしでーす」
「了解!注文しまーす」
「紫キャベツとキャベツ、人参もなくなりそうです。すぐ運んでください」
「わかりましたー!すぐ届けます」
と、役割分担をし、遊びをすすめています。
沢山買ってしまいお金がなくなった場合(お金は
銀行担当がいて、分配されました笑)
交渉するとおまけしてもらえる優しい店舗! しまいには値引き市まで開催。さすが!
生活に密着しています。
ある子は遊びに必要なものはこれ貸して、これある?と聞きにきて、周りのみんなに渡してあげたり、道具を取りに行ったり秘書的な役割をかって出て、どんどん思いを実現させ、遊びが膨らみます。
みんな実にイキイキ!
小さい子はお客さんとして主体的に遊びに加わりつつ、次第に同じイメージの中で自分がしたいことを繰り返し楽しんでいます。
例えば、
・繰り返し野菜を買う
・お店やさんの様子をみて真似て呼び込む
・買った野菜でままごと
など。
子どもたちが主体的に遊ぶイキイキとした時間。
遊びを通し一人ひとりの思いが重なり形になり、さらに遊びが方や質が展開していく面白さを存分に感じているようです。
また、経験値から役割や仕組みをピックアップし拠点作りや遊びに必要なものを考え準備し協同して遊ぶ小学生。
目の前で展開されるごっこからイメージを広げ繋がりはあるけれど自分なりの遊びを楽しむ年長さん。
興味をもちシンボル的なアイテムを身につけることで仲間入りできることを知っている幼児は、周りの子の遊びを真似たり、同じように動いたりを繰り返し繰り返し楽しむ。
興味や個性、年齢や経験により遊び方や関わり方は様々ですが、様々、を受容しながら、イメージを共有し、役割分担をし協同できる遊びが「ごっこ」です。
毎回シーズンすきっぷでは最終日が近づくと、いつの間にか「ごっこ」が始まります。
お祭り、花屋、レストラン、宅配便などその時期体験したことをベースに、再現するのです。
勿論発案は子ども。
今回は、小学生たちがシーズンすきっぷで興味を持ったり授業で学んだ知識を活かしたごっこ遊びですが、成り立ちや進め方は体験の再現と、日常の中で身につけた社会性スキルを用いて遊んでおり、一人ひとりのこの一年の成長がよく表れていました。
子どもたちが自発的に楽しむ姿には、育ちに必要な環境や関わり、言葉とイメージなど
様々な姿が見て取れ、様々な視点で子どもの育ちや集団遊びについて考えていくよい事例になりました。





