どうして子供と言うのは母のことを嫌いになれないのだろうか。
母に愛されたくて仕方ない。
母に求める愛情は、永遠に手に入らないのに。
私は母の奴隷だった。
どんなに酷いことをしても、母を愛し、決して裏切らない奴隷。
母は私を粗末に扱った。
姉に私を虐めるようにしむけ、
姉もまた母への愛情を欲し、姉が私に嫉妬して私を虐める姿を見て、母は優越感に浸っていた。
母のアドバイスを素直に聞いて、社会で孤立して母に助けを求める私を姿を見ては、恍惚に浸っていた。
だから、モラハラ彼氏や私を貶めるお友達との仲は反対せず。
私の人生を変えてしまいそうな友達や彼氏のことは悪く言って離れさせようとした。
私にとって、結婚は自立だった。
結婚して、子供を産み、私は気づいた。
母は確かに私を愛している。
母が自我を肯定するには、私という奴隷が必要不可欠なのだ。
一般的な母が子を愛する感情ではないだけで。
私は子供が愛しい。
でも時折憎たらしい。
それが普通だが、子供に負の感情を抱くたびに、自分も実母のような母になるんじゃ無いかと恐怖心が芽生える。
私は今でも自分の感情が上手く把握できない。
限界が来て、初めて辛さを感じる。
我慢する癖が抜けない。
自分を抑える癖が抜けない。
母に愛されたくて、すぐに誰かの奴隷になって愛を確かめようとしてしまう。
母の日は、奴隷の日。
そんなふうに思う。
2024年は、とことん自分の負の感情と向き合おう。じゃなきゃ前に進めないから。