祖母が亡くなったのをきっかけに、姉との仲が拗れた。


キッカケは些細なことだ。

姉は祖父母を憎んでいるので、妹も祖父母が憎いはずだと決めつけた前提で、要らぬアドバイスをしたことだ。

姉は良かれと思って発言したんだろうけど。

私にとって祖母は大切な人だった。

まぁ、意地悪だったけど。

そんな大切な人との縁を、母と姉によって強制的に引き裂かれた。

とはいえ、本当に会いたきゃなんとかして会っていただろうから、認めたくはないが、私にとって祖母はその程度だったということだ。

「姉と母に反対されて切れてもよい関係性」

だったわけだ。


にもかかわらず、姉に対する嫌悪感や怒りが消えないのは、物心ついた頃から姉は私の価値観を否定し、自己肯定感を打ち砕くような言動や態度をしてきたからだ。

祖母の死をキッカケに気付けた。


母も大概だが、姉も大概だ。

昔よりマシになったし、話が通じるようになったと思っていたが、根本的な人間性は何一つ変わっていない。

姉のことを嫌いになりたくなかったから、姉に愛されたかったから、なんとか良い風に変換して姉を見ていた。

この思考のせいで、私は数々の幸せのチャンスを逃して来たのだ。

自分に腹が立つ。



勿論、いつだってその時のベストな選択をしてきた。

選ばなかった選択肢に想いを馳せるより、これからのことを考えた方が良い。

姉との関係性の断捨離が必要だ。


奇しくも、姉のご機嫌をとろうと思わなくなってから、驚くほど私の人生は好転している。


姉への想いと傷に向き合わないと、前には進めない。

しんどいなぁ。

カウンセリング、受けようかな。