勝戦の計「借刀殺人」 | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
【ブログ更新しました】



昨日の「ワールドビジネスサテライト」をみて、いまおかれている状況を考えるのか。

兵法36計は中国の歴史に基づく様々な計略ですが、単に、古くから伝わる教えではなく、現在でも活用できる様々な実践的な戦略が含まれています。

また、兵法は戦略としては人間心理を巧みに利用した、戦略が多く、現在の複雑化したビジネスシーンにおいても、 必ず役に立つようなものばかりです。

私自身も兵法マニアではありませんので、詳細は違うのかもしれませんが、今回私達がおかれている状況は

(薬局業界がおかれている現状であり、相手の戦法です)


勝戦の計「借刀殺人」


におかれている(さらされている)のではと思っています。

「勝戦の計」

『勝戦の計は自軍が有利な状況・主導権を握りやすい状況の場合に有効な計。油断せずに慎重に策をめぐらせ確実に勝利する心構えが必要。』


のことを指します。

「報酬改定があるから!」という訳ではありませんが、昨年一年間を通しても「医薬分業」が本当にメリットのあることなのか、という論点・問題提起がたくさん出されました。

それに対して、「分業に価値あり、薬局に価値あり!」という回答がどれだけ出たのでしょうか。

前回改定の際も世論に訴え、報酬改定に向けたインフラの整備が進められていました。

勝つために必要な情報収集、環境整備これは鉄則です。


「借刀殺人」

「刀を借りて人を殺す」とは、自分は手出しをせず、策略を巡らし、他者を利用して、自分が滅ぼしたい人を殺害することであり、軍事的には、自国の兵力を温存し、さまざまな矛盾を利用して、他国の兵力で敵軍を撃破する策略である。「離間の計」を採用して敵国の重要な将軍や策士を謀殺する策略でもある。

いま、マスコミ・行政を巻き込んだ世論の取り込みが進められています。

「医薬分業」という言葉、現時点だけを取り上げた内容はいかがなものなのでしょうか。

昨日のワールドビジネスサテライトにおいても、「院内・院外」の価格差の話し、患者の便宜上などが一視点から取り上げられていました。

また、院内処方では「医師の書いた電子カルテを見ることが出来て、前回処方を確認できる」という話が取り上げられています。

それに対する薬局側の取り上げは、「在宅医療」です。

「保険薬局」で行われている、薬剤服用歴管理、重複投与相互作用防止などはどこにいってしまったのではないでしょうか。

昨日の放送を素直に受け入れると、


【院内】

「病院では、症状と薬があっているのかを確認し、必要であれば前回の薬の内容を見てくれる」

「重複の薬などがないかの確認もしてくれる」

「病院から出る必要がない」

「安い」


【院外】

「薬局で貰うと薬が高くなる」

「大きな病院の前には薬局がたくさんある」

「病院も薬局も儲けれる様に、値段が設定されている」

「薬が飲めない患者に薬を届ける薬剤師がいる」


こんな所ではないでしょうか。

そもそも、医薬分業には色々な意図と、ルール(規制)がありそれは国によって定められているモノだということから話を始めないと、ミスリードが発生してしまいます。

いま見事に外堀が埋められてしまっているのではないでしょうか。

だれが「医薬分業」を廃止したいのか。

「国」なのか、「世間」なのか、「経済会」なのか、「医師」なのか。

戦には策略、戦略が必要である。

これに対してどう立ち向かうのだろうか。


ちなみに、

在宅を行っていることを「訪問薬局」という様に呼んでいました。
こういったマスメディアにおいて、正しい知識を発信してほしいものです。

薬局が訪問するのではなく「薬剤師」が訪問するのであって、保険薬局は地域に開かれてなければいけないのが原理原則です。
「訪問薬局」という勘違いは是正して頂きたいものです。




Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)

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