【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその694です。
「organ」の語源、同語言語(surgery, organize)、関連知識(臓器提供、オルガン、器官)、「organ」を含んだ名言(ロバート・フロスト)などを載せています。
「organ(オーガン)」の意味は、「器官/臓器、機関、オルガン/パイプオルガン」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
organ donation【臓器提供】
「órganon」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*werg-(行動する/働く)」です。
「行動する/働く」⇒「道具/楽器/器官」という意から、現在の「organ(器官/オルガン)」の意味につながっています。
オルガン(英:organ)
“加圧した空気を鍵盤で選択したパイプに送ることで発音する鍵盤楽器であり、パイプオルガンとも呼ばれる。パイプオルガンに準じた鍵盤楽器である、リードオルガンや電子オルガンもオルガンの名で呼ばれる。”
“ギリシャ語の "οργανον"(オルガノン)とは、本来は道具・器官のことを意味し、演奏するための組織的道具という意味で、楽器についてもこの言葉が適用されるようになった。後にこの言葉が、各言語でのオルガンという単語になっていった。現在も "organ" の語義は「機関」「器官」という意味である(en:Organを参照)。”
(「オルガン」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年11月8日 (火) 05:10 - 変更履歴)
【語源⇒意味】
organ [英] /ˈɔːgən/ [米] /ˈɔːrgən/
= *werg- 「行動する(do)/働く(work)」
⇒ 『道具/楽器/器官』
⇒ 『[名] ①器官/臓器 ②【形式】(報道などの)機関 ③オルガン/パイプオルガン』
器官(英:organ)
“生物のうち動物や植物などの多細胞生物の体を構成する単位で、協同して一定の機能を営んでいる組織の集合体[1]。生体内の構造の単位としては、多数の細胞のうち形態と機能を同じくする細胞が集まって組織を構成し、複数の組織が集まって器官を構成している[1]。”
“動物の器官は、臓器(ぞうき)とも呼ばれる。内臓はより狭い概念で、体の内部に位置するものだけを指した呼び方。”
(「器官」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年11月17日 (木) 10:17 - 変更履歴)
【同語源語①】
surgery [英] /ˈsəːdʒəri/ [米] /ˈsəːrdʒəri/
= kheír 「手(hand)」+ (*)érgon 「労働/作業(work)」
⇒ 『手作業』
⇒ 『[名] 外科/(外科)手術』
(*)érgon
= *werg- 「行動する(do)/働く(work)」
⇒ 『[名] 労働/作業』
organize [英] /ˈɔːgənaɪz/ [米] /ˈɔːrgənaɪz/
= organ 「器官/組織」+ -ize 「~にする/~化する」
⇒ 『組織化する』
⇒ 『[動] 《他》 ①~を組織[編制]する ②~を計画[準備]する ③~を整理する/まとめる』
【Quotes/名言】
“The brain is a wonderful organ; it starts working the moment you get up in the morning and does not stop until you get into the office.” ー ロバート・フロスト(1874-1963、アメリカ合衆国の詩人)
(脳は不思議な器官だ。朝起きた瞬間に働きはじめ、オフィスに着くまでは活動をやめない)
“Robert Frost NYWTS”
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