【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその668です。
「severe」の語源、同語言語(persevere)、関連知識(荒天、SARSコロナウイルス2)、「severe」を含んだ名言(フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー)などを載せています。
「severe(英:シヴィア、米:サヴィア)」の意味は、「厳しい/厳格な、ひどい/深刻な、困難な/骨の折れる、地味な/簡素な」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
severe weather【荒天】
“Severe weather montage” by Fallschirmjäger
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 2.5
【関連知識①(Wikipedia)】
荒天(英:severe weather)
“人間の生活等を脅かす天候の状態のことである。荒れた天候。厳密な定義はないが、風、雨や雹などの降水、気温の変化などが激しいこと、極端に強い風や降水があること、著しい低温、波浪などを指す。”
(「荒天」『ウィキペディア日本語版』 - 2021年3月18日 (木) 22:53 - 変更履歴)
「severe」の語源は、ラテン語の「sevērus(深刻な)」です。
「sevērus」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*segh-(つかむ)」です。
「つかむ/保持する」⇒「しっかりしている[堅い/難しい]こと」という意から、現在の「severe(深刻な/厳しい)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ persevere [動] 辛抱する/耐える/やり通す (語源:非常に深刻な→地道に続ける/やり通す)
■ scheme [名] たくらみ/計画/体系 [動] たくらむ/計画する (語源:つかむ→形)
■ Siegfried [名] ジークフリート(=ゲルマン神話に登場する竜殺しの英雄) (語源:つかむ→力→勝利) などがあります。
【語源⇒意味】
severe [英] /sɪˈvɪə/ [米] /səˈvɪər/
= *segh- 「つかむ/保持する(hold)」
⇒ 『しっかりしている[堅い/難しい]こと、深刻な』
⇒ 『[形] ①(人や規則などが)厳しい/厳格な ②(天候や状況などが)厳しい/ひどい/深刻な ③(試験や仕事などが)困難な/骨の折れる ④(文体や外見などが)地味な/簡素な』
【同語源語】
persevere [英] /pəːrsɪˈvɪə/ [米] /pəːrsəˈvɪər/
= per- 「通して(through)/完全に(thoroughly)」+ sevērus 「深刻な(serious)」
⇒ 『非常に厳しい、地道に続ける/やり通す』
⇒ 『[動] 《自》 辛抱する/耐える;(困難に屈せず)やり通す[やり抜く]』
【関連知識②(Wikipedia)】
SARSコロナウイルス2(英:severe acute respiratory syndrome coronavirus 2、略称: SARS-CoV-2)
“新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)[2]の原因となる、SARS関連コロナウイルス (SARSr-CoV)に属するコロナウイルスである[3]。日本の国家機関や主要な報道機関は「新型コロナウイルス」と呼称しており[4][5]、「新型コロナ」や単に「コロナ」と省略される場合もある[5][6][7][8]。”
(「SARSコロナウイルス2」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年10月23日 (日) 04:28 - 変更履歴)
“Novel Coronavirus SARS-CoV-2” by NIAID-RML
- Wikimedia Commons - CC BY 2.0
【Quotes/名言】
“Preserving health by too severe a rule is a worrisome malady.” ー フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(1613-1680、フランスの貴族/モラリスト文学者)
(厳しすぎるルールで健康を維持することは、悩ましい病だ)