【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその664です。
「artificial」の語源、同語言語(artifact)、関連知識(人工知能、人造湖)、「artificial」を含んだ名言(ウェンデル・ベリー)などを載せています。
「artificial(英:アーティフィシャル、米:アータフィシャル)」の意味は、「人工的な/人造の、不自然な/わざとらしい」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
artificial intelligence【人工知能(AI)】
“Artificial Intelligence & AI & Machine Learning - 30212411048” by mikemacmarketing
- Wikimedia Commons - CC BY 2.0
【関連知識①(Wikipedia)】
人工知能(英:artificial intelligence、AI)
“「『計算(computation)』という概念と『コンピュータ(computer)』という道具を用いて『知能』を研究する計算機科学(computer science)の一分野」を指す語[1]。「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術」[2]、または、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」ともされる[3]。”
(「人工知能」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年10月21日 (金) 01:58 - 変更履歴)
「artificial」の語源は、ラテン語の「artifex(職人/技巧[技芸]に優れた人)」です。
「artifex」は、「技/技巧」を意味する「ars」と「作る人」を意味する「-fex」から成っています。
「ars」と「-fex」の語源はそれぞれ、インド・ヨーロッパ祖語の「*ar-(ぴったり合う[合わせる]/つなぐ)」「*dhe-(置く)」です。
「ぴったり合わせる/つなぐ|置く」⇒「技/技巧|作る」⇒「技巧/技芸に優れた人/職人」という意から、現在の「artificial(人工的な/人造の)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ art [名] 芸術/美術/技術/人工 (語源:ぴったり合わせる→技術)
■ artifact [名] 人工物/工芸品/(人工)遺物 (語源:技[技巧]によって作られた物)■ factory [名] 工場/製作所 (語源:ぴったり合わせる/つなぐ→作る/作る人) などがあります。
【語源⇒意味】
artificial [英] /ˌɑːtɪˈfɪʃəl/ [米] /ˌɑːrtəˈfɪʃəl/
= ars 「技/技巧(art)」+ -fex 「作る人(maker)」
⇒ 『技巧/技芸に優れた人/職人』
⇒ 『[形] ①人工的な/人造の ②不自然な/わざとらしい』
【関連知識②(Wikipedia)】
人造湖(英:artificial lake)
“人為的に造られた湖のこと。人工湖(じんこうこ)ともいい、またそのような水を貯める施設を貯水池(ちょすいち、英語: reservoir)、貯水湖(ちょすいこ)などという。人が建設したダムによって河川が堰き止められた結果できあがったダム湖(ダムこ)はこれらに含まれる。”
【同語源語】
artifact [英] /ˈɑːtɪˌfækt/ [米] /ˈɑːrtəˌfækt/
= ars 「技/技巧(art)」+ faciō 「作る(make)」
⇒ 『技[技巧]によって作られた物』
⇒ 『[名] ①人工物/工芸品 ②【考古】(人工)遺物』
【Quotes/名言】
“The more artificial a human environment becomes, the more the word ‘natural’ becomes a term of value.” ー ウェンデル・ベリー(1934、アメリカ合衆国の小説家)
(人間の環境が人工的になればなるほど、「自然」という言葉がますます価値ある言葉になる)
“Wberry” by David Marshall/w:User:brtom1
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 2.0