【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその660です。
「agriculture」の語源、同語言語(acre, culture)、関連知識(農業、農林水産省)、「agriculture」を含んだ名言(トーマス・ジェファーソン)などを載せています。
「agriculture(アグリカルチャー)」の意味は、「農業/農耕;農芸/農学」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
agriculture in Asia【アジアの農業】
“Agriculture in Asia”
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【関連知識①(Wikipedia)】
農業(英:agriculture)
“土地を利用して有用な植物・動物を育成し、生産物を得る活動のことである[2]。広義には、農産加工や林業までも含む[1]。”
“農業は、伝統的な分類では林業・漁業と同じ第一次産業に分類される。農業・林業・水産業・畜産業などに関わる研究は、農学という学問の一分野を成している。”
(「農業」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年10月14日 (金) 14:44 - 変更履歴)
「agriculture」の語源は、ラテン語の「agricultūra(農業)」です。
「agricultūra」は、「畑」を意味する「ager」と「耕作」を意味する「cultūra」から成っています。
「ager」と「cultūra」の語源はそれぞれ、インド・ヨーロッパ祖語の「*agro-(野原/畑)」「*kwel- (1)(居住する/回転させる[ぐるぐる動く])」です。
「野原|居住する」⇒「畑を耕すこと」という意から、現在の「agriculture(農業)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ acre [名] エーカー(=約4,047㎡)/田畑/土地 (語源:野原/畑)
■ colony [名] 植民地/植民団/集団居住地 (語源:居住する/ぐるぐる動く→耕す→農民/開拓者)■ culture [名] 文化/教養/栽培/培養 (語源:居住する/ぐるぐる動く→耕す/耕された/耕作) などがあります。
【語源⇒意味】
agriculture /ˈægrɪˌkʌltʃər/
= ager 「畑(field)」+ cultūra 「耕作(cultivation)」
⇒ 『畑を耕すこと』
⇒ 『[名] 農業/農耕;農芸/農学』
【同語源語①】
acre [英] /ˈeɪkə/ [米] /ˈeɪkər/
= *agro- 「野原/畑(field)」
⇒ 『耕された野原[畑]』
⇒ 『[名] ①【単位】エーカー(=約4,047㎡) ②《複数形で》田畑/土地』
【同語源語②】
culture /ˈkʌltʃər/
= *kwel- (1) 「居住する(dwell)/ぐるぐる動く(move round)」
⇒ 『耕す/耕された/耕作』
⇒ 『[名] ①文化/文明 ②教養/洗練 ③栽培/養殖/培養』
【関連知識②(Wikipedia)】
農林水産省(英:Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries、略称: MAFF)
“日本の行政機関のひとつ[4]。食料の安定供給、農林水産業の発展、森林保全、水産資源の管理等を所管する。”
【Quotes/名言】
“Agriculture is our wisest pursuit, because it will in the end contribute most to real wealth, good morals and happiness.” ー トーマス・ジェファーソン(1743-1826、アメリカ合衆国の第3代大統領)
(農業は我々の最も賢い仕事だ。農業は、最終的には最も真の富、道徳、幸福に貢献するからである)
“Official Presidential portrait of Thomas Jefferson (by Rembrandt Peale, 1800)”
- Wikimedia Commons - Public Domain