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今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその658です。

 

perspective」の語源、同語言語perform, scope、関連知識大局観遠近法、「perspective」を含んだ名言釈迦などを載せています。

 

perspective(英:パスクティヴ、米:パースクティヴ)」の意味は、「考え方/見方/観点、バランスの取れた見方/大局観、遠近法、眺め/眺望、(将来の)見通し」などです。

 

 


 

鉛筆フレーズ

have a wider perspective【より広い考え方[見方]を持つ】

 

 

カギメモ/語源

 「perspective」の語源ラテン語の「perspiciō(見通す)」です。

 

 「perspiciō」は、「通して/完全に」を意味する「per-」と「見る」を意味する「speciō」から成っています。

 

 「per-」と「speciō」の語源はそれぞれ、インド・ヨーロッパ祖語の「*per- (1)(前に)」「*spek-(見る)」です。

 

 「前に|見る」⇒「通して見る/見通す」という意から、現在の「perspective(見通し/眺め/見方)」の意味につながっています。

 

 同語言語には、

 ■ perform [動] ~を行う/果たす/演じる[上演する/演奏する] (語源:完全に供給する[成し遂げる])

 ■ prospect [名] 予想/見通し/成功の見込み/見込みのある人[顧客になりそうな人] [動] (金などを求めて)探す/試掘する  (語源:前を見る

 ■ spectator [名] 観客/見物人 (語源:見る などがあります。

 


 

地球語源⇒意味

perspective [英] /pəˈspektɪv/ [米] /pərˈspektɪv/

per- 「通して(through)/完全にthoroughly+ speciō 「見る(look)

⇒ 『通して見る/見通す

[名] 考え方/見方/観点 バランスの取れた見方/大局観遠近法/透視図(法) 眺め/眺望;(将来の)見通し/前途

 

パン関連知識①(Wikipedia)
大局観(英:perspective)
ボードゲームに置いて、部分的なせめぎ合いにとらわれずに、全体の形の良し悪しを見極め、自分が今どの程度有利不利にあるのか、堅く安全策をとるか、勝負に出るかなどの判断を行う能力のことである[1][2]

 

また、大局観はその能力だけでなく、「大局についての見通しや判断。大局的見地[3]」のことも指す言葉である。また、大局的見地と呼ばれることもある。

「大局観」『ウィキペディア日本語版』 - 2021年3月7日 (日) 05:51 - 変更履歴
 

 

パン関連知識②(Wikipedia)
遠近法(英:perspective)
視覚的に遠近感を表現する手法の総称である[1]。狭義には、遠近表現法のうち、平行線の収束を用いた透視図法: perspective drawing)を指す[2]

「遠近法」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年9月6日 (火) 08:42 - 変更履歴
 
 

 

四角オレンジ同語源語①

perform [英] /pəˈfɔːm/ [米] /pərˈfɔːm/

(*)par-通して(through)/完全にthoroughly+ fornir[furnir] 「供給する(provide)/成し遂げる(accomplish)

⇒ 『完全に供給する[成し遂げる]
⇒ 『[動] 《他》 ~を行う/する;~を果たす/成し遂げる~を上演する/演じる/演奏する

[動] 《自》 上演する/演じる/演奏する(機械などが)機能[作動]する

 

(*)par-

= per- 「通して(through)/完全に(thoroughly)」

⇒ 『[接頭] 通して/完全に

 

四角オレンジ同語源語②

scope [英] /skəʊp/ [米] /skoʊp/

*spek- 「見る(look)
⇒ 『見るもの、見る対象/見える範囲

[名] ①範囲/視野 余地/余裕 スコープ

[動] 《他》【俗語】~をよく見る/詳しく調べる

 


 

メールQuotes/名言

Right perspective is no perspective or all perspectives.釈迦c.563/480- c.483/400 BC、仏教の開祖)

(正しい見方とは、見方にとらわれないこと、もしくはあらゆる見方で物事を見ることです)

 

Śākyamuni coming out of the mountains” by 奈良国立博物館
- Wikimedia Commons - CC BY 4.0