【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその651です。
「atmosphere」の語源、同語言語(sphere)、関連知識(大気、金星の大気)、「atmosphere」を含んだ名言(シャーロット・メイソン)などを載せています。
「atmosphere(アトマスフィア)」の意味は、「大気/大気圏、空気、雰囲気」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
Earth's atmosphere【地球の大気】
“Meteotek08 atmosfera06” by Tecnòlegs de l'IES Bisbal
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 2.0
【関連知識①(Wikipedia)】
大気(英:atmosphere)
“惑星、衛星などの(大質量の)天体を取り囲む気体を言う [注釈 1]。大気は天体の重力によって引きつけられ、保持(宇宙空間への拡散が妨げられること)されている。天体の重力が強く、大気の温度が低いほど大気は保持される。”
「atmosphere」の語源は、新ラテン語の「atmosphaera(大気)」です。
「atmosphaera」は、「蒸気」を意味する「atmós」と「球」を意味する「sphaîra」から成っています。
「sphaîra」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*wet- (1)(吹く/吹き込む)」です。
「風が吹く」⇒「蒸気|球」⇒「地球の周りを囲んでいる気体」という意から、現在の「atmosphere(大気/雰囲気)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ fan [名] うちわ/扇/扇風機 [動] ~をあおぐ/あおる (語源:吹く→うちわ/箕(み)(=穀物から籾殻を吹き分ける用具))
■ sphere [名] 球[球体]/範囲/天体 (語源:球)
■ Wednesday [名] 水曜日 [形] 水曜日の (語源:吹く→北欧神話の「風神オーディン」→オーディンの日) などがあります。
【語源⇒意味】
atmosphere [英] /ˈætməsfɪə/ [米] /ˈætməsfɪər/
= atmós 「蒸気(steam)」+ sphaîra 「球(ball/globe)」
⇒ 『地球の周りを囲んでいる気体』
⇒ 『[名] ①大気/大気圏 ②空気 ③雰囲気』
【同語源語】
sphere [英] /sfɪə/ [米] /sfɪər/
= sphaîra 「球(ball/globe)」
⇒ 『球』
⇒ 『[名] ①球/球体 ②範囲/領域 ③【天文】天体/地球儀』
【関連知識②(Wikipedia)】
金星の大気(英:Atmosphere of Venus)
“太陽系で太陽に2番目に近い惑星である金星の大気は、地球の大気と大きく異なっている。地球の大気に比べて金星の大気は密度も温度も高く、より高い高度まで続いている。”
“金星の大気はほとんどが二酸化炭素から成っている。また、金星の地表付近の気圧はとても高いため、温度は平均500℃にも達する。このため、金星に送られた探査機はほとんどが地表に到達する前に押し潰されたり、地表に到達してもわずか1時間ほどしか地球と通信することができなかった。”
【Quotes/名言】
“Education is an atmosphere, a discipline, a life.” ー シャーロット・メイソン(1842-1923、イギリスの教育者)
(教育とは雰囲気であり、しつけであり、生活です)
“Charlotte Mason”
- Wikimedia Commons - Public Domain