【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその629です。
「reward」の語源、同語言語(regard)、関連知識(報酬系)、「reward」を含んだ名言(ジョン・ラスキン)などを載せています。
「reward(リウォード)」の意味は、「報酬/ほうび、謝礼金/賞金、~に報酬[ほうび]を与える、~に報いる」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
promise a great reward 【大きな報酬を約束する】
“ef14442ce7e11ab261060204171a-1452967”
- pxhere - Public Domain
【メモ/語源】
「reward」の語源は、アングロ=ノルマン語の「rewarder[reguarder](注視[監視]する)」です。
「rewarder[reguarder]」は、「再び(again)/強意」を意味する「re-」と「見る(look)/保護する(protect)」を意味する「warder[guarder]」から成っています。
「warder[guarder]」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*wer- (3)(見張る)」です。
「見張る」⇒「注視[監視]する」⇒「(監視に対する)報酬を与える」という意から、現在の「reward(報酬(を与える))」の意味につながっています。
【語源⇒意味】
reward [英] /rɪˈwɔːd/ [米] /rɪˈwɔːrd/
= re- 「再び(again)/強意」+ warder[guarder] 「見る(look)/保護する(protect)」
⇒ 『注視[監視]する、(監視に対する)報酬を与える』
⇒ 『[名] ①報酬/ほうび ②謝礼金/賞金』
『[動] 《他》 ①~に報酬[ほうび]を与える ②~に報いる』
【同語源語】
regard [英] /rɪˈgɑːd/ [米] /rɪˈgɑːrd/
= re- 「再び(again)/強意」+ warder[guarder] 「見る(look)/保護する(protect)」
⇒ 『注視[注意]する、考慮(する)』
⇒ 『[動] 《他》 ①~を(…と)みなす/考える ②(ある感情や態度で)~を見る/注視する ③~を評価[尊重]する ④~を考慮に入れる/~に注意を払う』
『[動] 《自》 ①注視する ②注意を払う』
『[名] ①配慮/思いやり;注意/考慮 ②敬意/好意 ③よろしくというあいさつ ④点/箇所』
【関連知識(Wikipedia)】
報酬系(英:reward system)
“インセンティブ顕現性(たとえば報酬に対してのモチベーション、欲望、渇愛)、連合学習(おもに正の強化と古典的条件づけ)、ポジティブ感情、とりわけ喜びの中核(幸福感、エクスタシー)を司る神経回路のグループである[1][9]。”
(「報酬系」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年3月15日 (火) 17:19 - 変更履歴)
“ARS - Foods high in zinc”
- Wikimedia Commons - Public Domain
【Quotes/名言】
“The highest reward for a person's toil is not what they get for it, but what they become by it.” - ジョン・ラスキン(1819-1900、イギリスの美術評論家)
(苦しい仕事に対する最高の報酬は、それによって得られるものではなく、その過程でつくられる我々自身の姿だ)
“John Ruskin 1863”
- Wikipedia - Public Domain