【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその606です。
「patient」の語源、同語言語(passion)、関連知識、「patient」を含んだ名言(ヘレン・ケラー)などを載せています。
「patient(ペイシャント)」の意味は、「患者、忍耐[我慢]強い」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
a patient walking with nurses 【看護師と歩く患者】
“Patient Walking With Nurses” by NIH Clinical Center
【メモ/語源】
「patient」の語源は、ラテン語の「patior(苦しむ/耐える)」です。
「patior」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「pē(i)-(傷つける)」です。
「傷つける」⇒「苦しむ/耐える」という意から、現在の「patient(患者/忍耐強い)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ impatient [形] 我慢できない/いらいらした/切望して (語源:耐えられない)
■ passion [名] (強い)感情/熱情/愛情 (語源:傷つける→苦痛/キリストの受難→強い感情を抱いた状態)
■ passive [形] 受動的な/消極的な/無抵抗の (語源:傷つける→苦痛/苦しめられる→行動の影響を受ける) などがあります。
【語源⇒意味】
patient /ˈpeɪʃənt/
= patior 「苦しむ(suffer)/耐える(endure)」
⇒ 『苦しむ/耐える』
⇒ 『[名] 患者/病人』
『[形] 忍耐[我慢/辛抱]強い』
【同語源語】
passion /ˈpæʃən/
= patior 「苦しむ(suffer)/耐える(endure)」+ -tiō 「名詞を作る接尾辞」
⇒ 『苦痛/キリストの受難、強い感情を抱いた状態』
⇒ 『[名] ①(強い)感情/熱情/情熱 ②愛情/愛着 ③(異性に対する)情欲/色情』
【関連知識(Wikipedia)】
『イングリッシュ・ペイシェント』(原題:The English Patient)
“1996年のアメリカ合衆国の恋愛映画。ブッカー賞を受賞したマイケル・オンダーチェの小説『イギリス人の患者』を原作として、アンソニー・ミンゲラが監督と脚色を兼任した。”
“第二次世界大戦時代の北アフリカを舞台に、戦争で傷を負った男と、人妻との不倫を描く。第69回アカデミー賞で最多12部門にノミネートされ、作品賞をはじめ最多9部門受賞。”
(「イングリッシュ・ペイシェント」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年5月22日 (日) 05:56 - 変更履歴)
【YouTube】
“The English Patient (1996) Official Trailer - Ralph Fiennes Movie” by PWL
【Quotes/名言】
“We could never learn to be brave and patient, if there were only joy in the world.” ー ヘレン・ケラー(1880-1968、アメリカの教育家)
(もしも、この世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう)