今回の記事は、英検1級レベルの難単語シリーズその41です。
「uncanny」の語源、同語言語(can、cunning、cognitive)、語例、関連知識(不気味の谷現象(the uncanny valley phenomenon))などを載せています。
難易度はLV11(引用:標準語彙水準SVL12000)、使用頻度は11186位です(引用:WORD AND PHRASE .INFO)。
【サイト内の全索引】
【メモ/語源】
「uncanny」は、「否定(not)」を意味する「un-」と「抜け目のない/利口な(shrewd)」を意味する「canny」から成っています。
「canny」の語源は古英語の「cunnan(方法を知っている/できる)」、「cunnan」の語源はインド・ヨーロッパ祖語の「*gno-(知る/知っている)」です。
「知る/知っている」⇒「方法を知っている」⇒「どうすればいいかわからない/理解できない」 という意から、現在の「uncanny(不気味な/不可思議な)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ can [助動] ~することができる/してもよい/することがある[はずがない] (語源:方法を知っている)
■ cognitive [形] 認識[認知]の (語源:はっきり知るようになる)
■ cunning [形] 狡猾な/悪賢い [名] 狡猾さ/悪賢さ (語源:知っている) などがあります。
【語源⇒意味】
uncanny /ənˈkæni/
= un- 「否定(not)」+ (*)canny 「抜け目のない/利口な(shrewd)」
⇒ 『どうすればいいかわからない/理解できない』
⇒ 『[形] 不気味な/不可思議な/神秘的な』
(*)canny
= cunnan 「方法を知っている(know how)/できる(can)」
⇒ 『[形] (特に金銭の面で)抜け目のない/利口な/慎重な』
【語例】
◯ uncanny resemblance ((不気味なくらい/異常なほど)よく似ていること)
◯ He has an uncanny ability to predict the future. (彼には未来を予知する不思議な能力がある。)
【関連知識(Wikipedia)】
(「不気味の谷現象」『ウィキペディア日本語版』 - 2021年9月28日 (火) 08:27 - 変更履歴)
“Wpdms fh uncanny valley” © 2004 Matthew Trump.
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 3.0