【難】34. notch “V字形の刻み目/切れ込み”

【ページ説明】

今回の記事は、英検1級レベルの難単語シリーズその34です。

「notch」の語源、語例、関連知識（ノッチ（スマホ））などを載せています。

難易度はLV10（引用：標準語彙水準SVL12000）、使用頻度は9681位（名詞）/17366位（動詞）です（引用：WORD AND PHRASE .INFO）。

【メモ/語源】

　「notch」の語源は、フランス語の「otche（V字形の刻み目/切れ込み）」を語源とする「an otch」（anは不定冠詞）の「n」が、異分析により「otch」の語頭にくっつき、「notch」に変化したとされています。

【関連知識①（Wikipedia）】

異分析（英：Rebracketing）

“誤解に基づいて、ある語に本来の語源・語構成と異なる解釈を行うことをいう。”

“例えば、「あかぎれ」は「赤切れ」と思われているが、元の「あかがり」の「あ」は「足」の意味で「かがり（かかり）」は「ひびが切れる」という意味の「かかる（皸る）」。「あ＋かぎれ」が「あか＋ぎれ」とされるようになった。”

【語源⇒意味】

notch /nɑʧ/

＝ an 「不定冠詞」+ otch 「V字形の刻み目（notch）」
⇒ 『“an otch”が“a notch”へ異分析により変化』
⇒ 『[名] ①V字形の刻み目/切れ込み/くぼみ ②【口語】段階/級』

『[動] 《他》～にV字形の刻み目を入れる[切れ込みを入れる]』

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語例】

◯ cut a notch in wood （木にV字の刻み目[切れ込み]を入れる）

【関連知識②（Wikipedia）】

ノッチ（スマホ）（英：notch）

“スマートフォンのディスプレイ面積率を稼ぐため、前面カメラなどを格納する部分のみ突出させた切り欠き領域のこと。見た目には画面の上部などの画像を映し出さない小さな部分。Android機ではdisplay cutoutと呼ばれる[1]。”

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