【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその582です。
英単語"relative"の語源、派生語、同語言語、関連知識、名言などを載せています。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
relative motion 【相対運動】
“Relative motion” by MikeRun
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 4.0
【メモ/語源】
「relative(レラティヴ)」は、「比較上の/相対的な、関係[関連]する、親戚/親類、関係詞」などの意味を持つ単語です。
語源は、ラテン語の「relātus(戻された)(=referō(戻す/持ち帰る/報告する等)の過去分詞形)」です。
「元へ/戻って(back)」を意味する「re-」と「運ばれる(carried)」を意味する「lātus」から成っています。
【語源⇒意味】
relative /ˈrɛlətɪv/
= re- 「元へ/戻って(back)」+ lātus 「運ばれる(carried)」
⇒ 『元のところへ運ぶ/持ち帰る、戻って詳しく話す/関係づけて話す/関連づける』
⇒ 『[名] ①親戚/親類 ②【文法】関係詞/関係代名詞』
『[形] ①比較上の/相対的な ②《to~で》~に関係[関連]する ③《to~で》~に比例[対応]する』
【YouTube①】
“Relative Pronouns Song – Learn Grammar – Learning Upgrade App” by Learning Upgrade App
【派生語】
relatively [副] 比較的に/相対的に
【同語源語①】
relativity [英] /ˌrɛləˈtɪvɪti/ [米] /ˌrɛləˈtɪvəti/
= re- 「元へ/戻って(back)」+ lātus 「運ばれる(carried)」
⇒ 『元のところへ運ぶ/持ち帰る、戻って詳しく話す/関係づけて話す/関連づける』
⇒ 『[名] 関連性/相対性/相関性』
【同語源語②】
relate /rɪˈleɪt/
= re- 「元へ/戻って(back)」+ lātus 「運ばれる(carried)」
⇒ 『元のところへ運ぶ/持ち帰る、戻って詳しく話す/関係づけて話す/関連付ける』
⇒ 『[動] 《他》 ①~を関係づける/関連させる ②~を(順序立てて)話す/述べる/物語る』
『[動] 《自》 ①関係がある/関連する/かかわる ②《しばしば否定文で》なじむ』
【関連知識①(Wikipedia)】
相対音感(英:relative pitch)
“基準となる音(純音および楽音)との相対的な音程によって音の高さを識別する能力である。音楽を美しいと感じるには、相対音感が必要であるから、ほとんどすべての人が本質的に持っている能力と言える。”
(「相対音感」『ウィキペディア日本語版』 - 2020年4月30日 (木) 00:31 - 変更履歴)
【関連知識②(Wikipedia)】
相対年代(英:relative age)
“考古学や地質学において、AはBよりも古いというように相対的な新旧関係で表記される年代[1]。「絶対年代」(地質学では「数値年代」「放射年代」)の対語。”
“絶対年代とは、「他とくらべられない」「他とくらべる必要がない」という意味での「絶対」である。考古学における「旧石器時代」、「弥生時代」など、地質学における「白亜紀」「第四紀」などのような時代区分は元来、標識となる遺物・遺物群あるいは化石・化石群に由来する相対的な年代(相対年代)であるが、絶対年代では、このような標識を必要とせず、それだけで年代をあらわすことができる。”
(「相対年代」『ウィキペディア日本語版』 - 2019年8月1日 (木) 13:02 - 変更履歴)
- Wikimedia Commons - Public Domain
【YouTube②】
“Relative Cosmic Velocities [wide screen, more info]” by Dr James O'Donoghue
(*)relative cosmic velocity:「相対的な宇宙速度」
【YouTube③】
“Relatives (Hindi)” by toonmastieyf
(*)relatives:「親戚/血縁者」
【Quotes/名言】
“Everything is relative, and only that is absolute.” ー オーギュスト・コント(1798-1857、フランスの社会学者/哲学者)
(すべてのものは相対的であり、そのことだけが絶対である)
“Auguste Comte”
- Wikimedia Commons - Public Domain