【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその580です。
英単語"mere"の語源、同語言語、派生語、動画、名言などを載せています。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
mere coincidence 【単なる偶然の一致】
“Coincidence! (8666935267)” by Riley
- Wikimedia Commons - CC BY 2.0
【メモ/語源】
「mere(ミア)」は、「ほんの/単なる/ただの~にすぎない」などの意味を持つ単語です。
語源は、ラテン語の「merus(純粋な/混じりけのない)」です。
「純粋な/混じりけのない」⇒「全くの/~に他ならない」という意から、現在の「mere(ほんの/単なる)」の意味につながっています。
【語源⇒意味】
mere [英] /mɪə/ [米] /mɪər/
= merus 「純粋な/混じりけのない(pure)」
⇒ 『純粋な/混じりけのない、全くの/~に他ならない』
⇒ 『[形] ほんの/単なる/ただの~にすぎない』
(*)merus
= *mer- 「きらめく(sparkle)/ちらちら光る(glimmer)」
⇒ 『きらめく/輝く、明るい/澄み切った』
⇒ 『[形] 純粋な/混じりけのない』
【派生語】
merely [副] ただ/単に
【YouTube①】
“Not just misleading. Not merely false. A lie. | Fact Checker” by Washington Post
(*)not merely:「単に~だけでない」
*動画の右下の「字幕ボタン」で字幕のON/OFFの設定ができます。
【同語源語】
morning [英] /ˈmɔːnɪŋ/ [米] /ˈmɔːrnɪŋ/
= *mer- 「きらめく(sparkle)/ちらちら光る(glimmer)」
⇒ 『きらめく/ちらちら光る』
⇒ 『[名] ①朝/午前 ②初期/初め』
“Morning, just after sunrise, Namibia” by Olga Ernst
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 4.0
【関連知識(Wikipedia)】
単純接触効果(英:mere exposure effect)
“(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった[1]。”
(「単純接触効果」『ウィキペディア日本語版』 - 2019年7月12日 (金) 12:49 - 変更履歴)
【YouTube②】
“"A Typical Conversation With My Mom" Tales Of Mere Existence” by Tales of Mere Existence
(*)mere existence:「単に存在しているだけのもの[こと]」
【Quotes/名言】
“Experience without theory is blind, but theory without experience is mere intellectual play.” ー イマヌエル・カント(1724-1804、ドイツの哲学者)
(理論なき実践は盲目である。しかし、実践なき理論は単なる知性の遊びにすぎない)
“Kant gemaelde 1”
- Wikimedia Commons - Public Domain