コーヒーページ説明】

今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその559です。

 
vast」の語源、同語言語vacant、関連知識、「vast」を含んだ名言ハリール・ジブラーンなどを載せています。

 

vastヴァスト)」の意味は、「広大な/非常に広い、莫大な/膨大な」などです。

 

鉛筆フレーズ
the vast horizon 広大な地平線】

 

 


 

カギメモ/語源

 「vast」の語源ラテン語vāstus(空(から)っぽの/荒れ果てた/何もない)」です。

 

 「vāstus」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*eue-(捨てる/見捨てる)」です。

 

 「荒れ果てた/何もない」⇒「広漠とした/広大な」という意から、現在の「vast(広大な)」の意味につながっています。

 

 同語言語には、

 ■ avoid [動] ~を避ける/よける (語源:捨てる→空にする/引き下がる)

 ■ vacuum [名] 真空/空白/空虚 (語源:捨てる空っぽの/何もない空間)

 ■ void [形] 空の/無効の/欠けた [名] 空間/虚空/空虚感 [動] ~を無効にする (語源:捨てる→空にする/何もない) などがあります。

 


 

地球語源⇒意味

vast [英] /vɑːst/ [米] /væst/

(*)vāstus 「荒れ果てた(desolate)/何もない(empty)

⇒ 『広漠とした/広大な
⇒ 『
[形] ①広大な/非常に広い (数や量が)莫大な/膨大な

 

(*)vāstus

*eue- 「捨てる/見捨てる(abandon)」

⇒ 『見捨てられた
⇒ 『[形] 荒れ果てた/人の住んでいない/何もない

 

 

四角オレンジ同語源語

vacant /ˈveɪkənt/

*eue- 「捨てる/見捨てる(abandon)
⇒ 『見捨てられた/人の住んでいない/何もない
⇒ 『
[形] ①中身のない/空(から)(家や部屋などが)空いている/使われていない(時間が)空いている/暇なうつろな/ぼんやりとした

 

 

パン関連知識(Wikipedia)

ナミビア共和国 (英:Republic of Namibia)

“通称ナミビアは、アフリカ南西部に位置する共和制国家である。”

 
ドイツによる植民地時代はドイツ領南西アフリカと呼ばれていた。ナミビアという国名は、同国内にある世界最古の砂漠と言われているナミブ砂漠にちなんでつけられた。「ナミブ」は主要民族であるサン人の言葉で、「隠れ家」という意味である(Namibia project(1986) p14)。また、ナマ、ダマラ族の言葉では、「広大な場所(vast place)」を意味する(CIA World Factbook)。なお、「何もない」という意味もあるという説もあるが、英語の「vast」の語源から言われるようになったと考えられる。 ”

「ナミビア」『ウィキペディア日本語版』 - 2020年5月5日 (火) 16:31変更履歴

 

Flag of Namibia

- Wikimedia Commons - Public Domain

 


 
PCYouTube①

Vast crowds gather for Thai king's birthdayby Al Jazeera English

(*)vast crowds:「おびただしい群衆」
 
PCYouTube②

Pokémon GO: Discover a vast new worldby The Official Pokémon YouTube channel

(*)a vast new world:「広大な新しい世界」
 

 

メールQuotes/名言

All things in this vast universe exist in you, with you and for you.ハリール・ジブラーン(1883-1931、レバノン出身の詩人)

(この広大な宇宙のあらゆるものは、あなたの中に、あなたと共に、あなたのために存在する)

 

Kahlil Gibran 1913

- Wikimedia Commons - Public Domain