468. contempt “軽蔑/侮辱”

【ページ説明】

今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその468です。

英単語"contempt"の語源、派生語、同語言語、関連知識、動画、名言などを載せています。

【フレーズ】
facial expression of contempt 【軽蔑の表情】

【メモ/語源】

「contempt（コンテンプト）」は、「軽蔑/侮り/軽視、侮辱行為/侮辱罪」などの意味を持つ単語です。

　語源の一つは、ラテン語の「contemnō（軽蔑する）」です。

「一緒に（with）/強意」を意味する「con-」と「軽蔑する（despise）」を意味する「temnō」から成っています。

「temnō」の語源はインド・ヨーロッパ祖語の「切る（cut）」を意味する「*tem-」で、「切る/傷つける」⇒「強く軽蔑する/強い軽蔑」という意から、現在の「contempt（軽蔑）」の意味につながっています。

　同語言語には、

　■ anatomy [名] 解剖学

　■ esteem [名] 尊重 [動] 尊重する

　■ temple [名] 寺院/神殿などがあります。

【語源⇒意味】

contempt /kənˈtɛmpt/

＝ con- 「一緒に（with）/強意」+ （＊）temnō 「軽蔑する（despise）」

⇒ 『強く軽蔑する/強い軽蔑』

⇒ 『[名] ①軽蔑/侮り/軽視 ②【法律】侮辱行為/侮辱罪』

（＊）temnō

＝ *tem- 「切る（cut）」

⇒ 『切る/傷つける』

⇒ 『[動] 軽蔑する』

【派生語】

contemptible [形] 軽蔑に値する/卑しむべき/卑劣な

contemptuous [形] 軽蔑を示す/侮辱的な/軽蔑して

【同語源語】

＝ *tem- 「切る（cut）」

⇒ 『切る、切り離された場所』
⇒ 『[名] （キリスト教以外の宗教の）神殿/（仏教・ヒンドゥー教の）寺院』

【関連知識（Wikipedia）】

法廷侮辱罪（英：contempt of court）
“裁判所の規則・命令などの権威を害する行為である。”

“イギリス国王への不敬行為に科された制裁を起源としており、権力が議会や裁判所に移行したことによって議会侮辱・裁判所侮辱として成立した。”

【YouTube①】

“How to See Micro Expression of Contempt | Body Language” by Howcast

（＊）expression of contempt：「軽蔑の表情[表出]」

【YouTube②】

“Liar, Liar. "I hold myself in contempt!" [HD]” by WhosAbigBoy95

（＊）I hold myself in contempt.：「私は自分自身を軽蔑[侮辱]している（＝自分が恥ずかしい）」

＊動画の右下の「字幕ボタン」で字幕のON/OFFの設定ができます。

【Quotes/名言】
“Hatred is an affair of the heart; contempt that of the head.” ーアルトゥル・ショーペンハウアー（1788-1860、ドイツの哲学者）
（憎しみとは心の問題であるのに対し、軽蔑とは頭の問題である）

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