【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその463です。
英単語"nuisance"の語源、同語言語、関連知識、動画、名言などを載せています。
【センテンス】
Commit no nuisance. 【ゴミ捨て禁止[小便無用]】
“COMMIT NO NUISANCE” by Matt Brown
【メモ/語源】
「nuisance(ニューサンス)」は、「迷惑/厄介/不快なもの[人/こと/行為]」などの意味を持つ単語です。
語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「滅びる/死ぬ(perish)」を意味する「*neḱ-」 です。
「滅びる/死ぬ」⇒「傷つける/害する」という意から、現在の「nuisance(迷惑/厄介)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ innocence [名] 無害/無邪気
■ necromancer [名] 降霊術師
■ noxious [形] 有害な/有毒な などがあります。
【語源⇒意味】
nuisance [英] /ˈnjuːsns/ [米] /ˈnusəns/
= *neḱ- 「滅びる/死ぬ(perish)」
⇒ 『滅びる/死ぬ、傷つける/害する』
⇒ 『[名] ①迷惑/厄介/不快なもの[人/こと/行為] ②【法律】不法妨害/生活妨害』
【同語源語】
innocence /ˈɪnəsəns/
= in- 「否定(not)」+ (*)noceō 「傷つける/害する(harm)」
⇒ 『傷つけない/害さない』
⇒ 『[名] ①無罪 ②無邪気 ③無知 ④無害 ⑤純潔』
(*)noceō
= *neḱ- 「滅びる/死ぬ(perish)」
⇒ 『滅びる/死ぬ、傷つける/害する』
⇒ 『[動] 傷つける/害する』
【関連知識(Wikipedia)】
不快害虫(ニューサンス、英:nuisance)
“農作物・財産・人体に与える具体的な害が特に無く、むしろ実際には害虫を捕食するなど人間にとっては益虫である場合すらあるにもかかわらず、外見や動きが気分を害するという主観的な理由により「害虫」に分類される例が近年見られるようになった。”
“不快害虫(専門用語では、ニューサンス/Nuisance)と呼ばれており、クモやゲジ、カマドウマ、ヒヨケムシ、ウデムシ、ヤスデなどが代表例。”
(「害虫」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年7月11日 (火) 12:36 - 変更履歴)
【YouTube①】
“AMAZING Yohan Cabaye Free Kick vs Stoke - Steven Taylor being a nuisance.” by TrueAimGaming
【YouTube②】
“Peak bike: are China's dockless cycles becoming a public nuisance?” by Guardian News
【Quotes/名言】
“What we call progress is the exchange of one nuisance for another nuisance.” ー ハヴロック・エリス(1859-1939、イギリスの医師)
(我々が進歩と呼んでいるものは、厄介なものを別の厄介なものに取り替えることである)
“Havelock Ellis cph.3b08675”
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