362. influence “影響”

【ページ説明】

今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその362です。

「influence」の語源、同語言語（influenza）、関連知識、名言（フリードリヒ・ニーチェ）などを載せています。

【サイト内の全索引】

【フレーズ】
have an influence on society 【社会に影響を及ぼす】

“Social Influence: reach vs affinity” by Stefano Maggl
- flickr - CC BY 2.0

【メモ/語源】

　「influence」の語源は、ラテン語の「īnfluō（中に流れ込む）」です。

　「īnfluō」は、「中に（in）」を意味する「in-」と「流れる（flow）」を意味する「fluō」から成っています。

　「fluō」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*bhel- (2)（吹く/膨らむ）」です。

　「吹く/膨らむ」⇒「あふれる/流れる」⇒「中に流れ込む/星々から流れ込んで運命に影響を及ぼす」という意から、現在の「influence（影響（する））」の意味につながっています。

　同語言語には、

　■ fluent [形] 流暢な/すらすら話せる[書ける] （語源：流れる）

　■ fluid [名] 流体/流動体 [形] 流動体の/流動性の/流動的な（語源：流れる）

　■ inherent [形] 本来備わっている/固有の（語源：中にくっついている）などがあります。

【語源⇒意味】

influence /ˈɪnflʊəns/

＝ in- 「中に（in）」+ fluō 「流れる（flow）」

⇒ 『中に流れ込む、星々から流れ込んで運命に影響を及ぼす』

⇒ 『[動] 《他》 ①影響/作用/感化 ②勢力/影響力 ③影響力のある人/実力者』

『[動] 《他》～に影響を与える/作用する』

【

同語源語】

influenza /ˌɪnflʊˈenzə/

＝ in- 「中に（in）」+ fluō 「流れる（flow）」

⇒ 『中に流れ込む、天体や寒気などの影響により発生するもの』

⇒ 『[名] インフルエンザ/流行性感冒/流感』

【関連知識①（Wikipedia）】

インフルエンザ（英：influenza、略称：flu）

“インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症。”

“「インフルエンザ」の語は16世紀のイタリアで名付けられた。当時は感染症が伝染性の病原体によって起きるという概念が確立しておらず、何らかの原因で汚れた空気（瘴気、ミアズマ）によって発生するという考え方が主流であった。冬季になると毎年のように流行が発生し春を迎える頃になると終息することから当時の占星術師らは天体の運行や寒気などの影響によって発生するものと考え、この流行性感冒の病名を、「影響」を意味するイタリア語influenzaと名付けた。この語が18世紀にイギリスで流行した際に日常的語彙に持ち込まれ、世界的に使用されるようになった。"

（「インフルエンザ」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年9月5日 (火) 18:22 - 変更履歴）

【関連知識②（Wikipedia）】

インフルエンサー（英：influencer）

“世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと。その様な人物の発信する情報を企業が活用して宣伝することをインフルエンサー・マーケティングと呼んでいる。”

（「インフルエンサー」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年5月6日 (土) 07:21 - 変更履歴）

【YouTube①】