【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその343です。
【フレーズ】
oppose your opinion 【君の意見に反対する】
“me-1767687_960_720”
- Pixabay - CC0 Public Domain
【メモ/語源】
「oppose」の語源は、ラテン語の「oppōnō(~に対して[の反対に]置く)」です。
「oppōnō」は、「~に対して/反対して(against)」 を意味する「ob-」と「置く(put)」を意味する「pōnō」から成っています。
「ob-」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「epi(近くに/対して)」です。
「反対に置く」という意から、現在の「oppose(反対する)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ object [名] 物/対象/目的 [動] 反対する (語源:~に対して投げる)
■ opposite [形] 反対側の/正反対の [名] 反対のもの[人, 事] [前] ~の向こう側に (語源:反対に置く)
■ pose [動] ポーズをとる/気取る; ~を提出する [名] ポーズ/気取った態度 (語源:置く/止まる) などがあります。
【語源⇒意味】
oppose [英] /əˈpəʊz/ [米] /əˈpoʊz/
= ob- 「~に対して/反対して(against)」+ pōnō 「置く(put)」
⇒ 『~に対して[の反対に]置く』
⇒ 『[動] 《他》 ①~に反対[対抗/妨害]する ②~を対立[対抗/対比]させる』
【同語源語①】
position /pəˈzɪʃən/
= pōnō 「置く(put)」
⇒『置く、置かれている[置いている]所』
⇒『[名] ①位置/場所 ②地位/身分 ③姿勢』
『[動] 《他》 ~を置く』
【同語源語②】
object (名)[英] /ˈɔbʤɪkt/ [米] /ˈɑbʤɪkt/ |(動)/əbˈʤekt/
= ob- 「~に対して/反対して(against)」+ iaciō 「投げる(throw)」
⇒『~に対して投じられた』
⇒『[名] ①物/物体 ②対象/客観 ③目的/目標 ④【文法】目的語』
『[動]《自》 ①反対[抗議]する/異議を唱える ②いやに思う/反感を持つ』
『[動]《他》《SV thatを用いて》~だと反対する』
【関連知識①(Wikipedia)】
野党(英:Opposition Party)
“政府を構成せず行政を担当しない政党のこと。「政府から離れた在野の政党」からきている。対義語は与党。”
(「野党」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年8月3日 (木) 13:24 - 変更履歴)
【関連知識②(Wikipedia)】
オポジット(英:Opposite)
“バレーボールのポジション名称の一つ。別名: スーパーエース。”
“スーパーエースとは、守備には加わらず、攻撃のみに専念する選手のことをいう(1980年代に発生した和製英語)。”
“ライト位置からのバックアタックの利便性もあり、セッターの、(対角を意味する英語)オポジットに配置されることがほとんどである。”
“また、セッター対角の選手が、前述のような特徴を持つスーパーエースでない場合は、オポジットとは呼ばずに、単にウイングスパイカー(サイドアタッカー)、もしくはライトプレーヤーとして扱われる。”
(「オポジット」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年9月18日 (月) 02:13 - 変更履歴)
【関連知識③(Wikipedia)】
流し打ち(英:Opposite field hitter)
“野球におけるバッティングの方法。打者が利き腕の方向(右利きならライト方向、左利きならレフト方向)に打つ打法である。また、右打者の場合、センターよりレフト側(左側)を、左打者の場合はセンターよりライト側(右側)を狙って打つ打ち方を引っ張り打法(英: Pull hitter)と呼ぶが、流し打ちはこの逆の方向に打つことを言う。”
(「流し打ち」『ウィキペディア日本語版』 -2017年6月18日 (日) 17:09 - 変更履歴)
【YouTube①】
“Unbelievable ping pong shot stuns opponent” by Rumble Viral
(*)opponent 「相手、敵」
【YouTube②】
“Hubble Views Jupiter at Opposition” by NASA Goddard
*動画の右下の「字幕ボタン」で字幕のON/OFFの設定ができます。
【Quotes/名言】
“We must not allow ourselves to become like the system we oppose.” ー デズモンド・ムピロ・ツツ(1931-、南アフリカの牧師)
(私たちは、自分たちが反対する体制のようになってはならない)
“Archbishop-Tutu-medium”
- Wikimedia Commons - Public Domain