【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその14です。
「improve」の語源、派生語、同語言語(profit)、関連知識、「improve」を含んだ名言(ビル・ゲイツ)などを載せています。
「improve(インプルーヴ)」の意味は「~を改良[改善]する、良くなる/好転する」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
improve one's communication skills 【コミュニケーションスキルを上げる[向上させる]】
“traffic-sign-809006_960_720”
- Pixabay - CC0 Public Domain
【メモ/語源】
「improve」の語源は、アングロ=ノルマン語の「emprouwer(利益になる[転じる])」です。
「中に(in)」を意味する「en-」と「利益(profit)」を意味する「prou」から成っています。
「prou」の語源はラテン語の「prō-(前に)」、「prō-」の語源はインド・ヨーロッパ祖語の「*per- (1)(前に)」です。
「利益になる[転じる]」⇒「利用する/(収入や得られるものを)増やす」という意から、現在の「improve(改良する/進歩させる/良くなる)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ enable [動] できるように[可能に]する (語源:可能にする)
■ profit [名] 利益/有利 [動] 利益を得る[になる] (語源:前に進む→役立つ)
■ proud [形] 誇って/自慢して (語源:前にいる→利益になる→勇敢な) などがあります。
【語源⇒意味】
improve /ɪmˈpruːv/
= en- 「中に(in)」+ prou 「利益(profit)」
⇒ 『利益になる[転じる]、利用する/(収入を)増やす』
⇒ 『[動] 《他》 ①~を改良[改善]する ②~を進歩[上達]させる ③~の価値を高める』
『[動] 《自》 良くなる/好転する/向上する』
【派生語】
improvement [名] ①改良/改善 ②進歩/上達/向上 ③改良点/改善点
【同語源語①】
enable /ɪˈneɪbl/
= en- 「中に(in)」+ able 「可能な(able)」
⇒ 『可能にする』
⇒ 『[動] 《他》 ①~に(…)できるようにする/能力[資格]を与える ②~を可能にする』
【同語源語②】
profit [英] /ˈprɔfɪt/ [米] /ˈprɑfɪt/
= (*)prō- 「前に(forward)」+ faciō 「作る(make)/する(do)」
⇒ 『前進する/役立つ』
⇒ 『[名] ①利益/利潤 ②得/有利』
『[動] 《自》 ①利益を得る ②利する/ためになる』
『[動] 《他》 ~の利益になる/~に役に立つ』
(*)prō-
= *per- (1) 「前に(before)」
⇒ 『[接頭] ①前に ②~のために ③~の代わりに』
【関連知識①(Wikipedia)】
NBA最成長選手賞(英:NBA Most Improved Player Award、NBA MIP)
“NBAにおいて、前年度の成績と今年度の成績を比較して、最も成長した選手に贈られる賞。アメリカ合衆国とカナダのスポーツ記者及び放送関係者らの投票によって選出される。”
(「NBA最成長選手賞」『ウィキペディア日本語版』 - 2017年6月27日 (火) 13:33 - 変更履歴)
【関連知識②(Wikipedia)】
さんまのお笑い向上委員会(英称:IMPROVEMENT COMMITTEE)
“フジテレビ系列で2015年4月18日から毎週土曜日 23:10 - 23:40(JST)に放送されているお笑いトークバラエティ番組である。司会を務める明石家さんまの冠番組。”
(「さんまのお笑い向上委員会」『ウィキペディア日本語版』 - 2018年6月27日 (水) 04:27 - 変更履歴)
【YouTube】
“5 tips to improve your critical thinking - Samantha Agoos(批判的思考を向上させる5つのコツ — サマンサ・アグース)” by TED-Ed
【Quotes/名言】
“We all need people who will give us feedback. That's how we improve.” ー ビル・ゲイツ(1955-、アメリカの実業家)
(私たちは皆、フィードバックを与えてくれる人を必要としています。フィードバックを通じて私たちは進歩するのです)
“Bill Gates in 2010”
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