内閣改造で私が注目していたのは蓮舫大臣の処遇です。
yahooニュース:退任の蓮舫氏「首相を全力で支える」
蓮舫行政刷新担当相は13日の閣議後の記者会見で「閣議で辞職願にサインをしてきた。一議員に戻るが引き続き行政刷新においてできることをやっていきたい」と退任の弁を述べた。内閣改造で発足する新体制については「(野田佳彦首相が)達成しようとしている思いが新しい内閣で明確に出ると思う。全力で支えたい」と語った。
なぜ蓮舫大臣に注目していたのか?
それは、蓮舫大臣が行政改革担当大臣だったからです。
内閣府特命担当大臣として新公益法人制度を担当していました。
私が専門とする新公益法人制度を担当する大臣という点で注目していました。
>>2011年11月29日蓮舫大臣からの メッセージ
しかし、蓮舫大臣は、あっさり退任させられてしまいました。
せめて公益法人の移行期間が満了するまでは、責任を持って頂きたかったですね。
結局、行政手続きについて、責任を持って継続的に携わる人は行政の側にはいないということです。
責任者である大臣があっさり変わります。
現場の公務員だって部署の異動が毎年のようにあります。
行政手続きに関して継続的にノウハウを蓄積して、法令を適切に解釈して、正しく適用できる。
そういうマンパワーが行政の現場には不足しがちです。
例えば、私がある法人の公益法人移行申請をお手伝いした際のことです。
期間は約2年ほどです。
その間、行政の担当が2名変わり、担当者で手続きに対する解釈が全く違いました。
指導内容には法律を正しく理解していないと思われる、明らかに不当な内容も含まれていました。
おかげで、対応には苦労しました。
行政の担当者が変われば法律解釈が変わり、それに国民が振り回されます。
本来このようなことがあってはいけないはずですが、現実にそういう事態が生じています。
ちなみに、移行手続きが完了してしばらくした後、再び行政の担当者と連絡を取ろうとしました。
すると、既に担当者は交代していました。
3人目の担当者です(笑)
その時の会話↓
○○(前任)は異動になりました。
齋藤先生、これまでの状況を詳しく説明してしてもらえますか?
私はこの部署の担当になったばかりで、実は、手続きがまだよく分かっていなくて。
行政の担当者の方が正直すぎてびっくりしました。
もちろん、私が行政書士ということで、信頼して頂いたのだとは思います。
しかし、このような状況では、行政手続きの連続性とか、行政手続きの法的安定性みたいなものは、到底維持できないと感じました。
その不利益を被るのは一般市民です。
社会に貢献したい、公益活動をするために公益法人を設立したい。
そう願う一般市民が振り回されて、不利益を被ります。
行政書士には、そういう不利益から市民を守る役割があります。
大臣が更迭されても、公務員の部署の異動があっても、幸い、行政手続きの現場を支える行政書士は変わりません。
行政手続きの代理人たる国家資格者・行政書士が、きちんと公益認定申請に関するノウハウを蓄積して、行政側の不連続な対応を埋め合わせる必要があります。
私自身も引き続き、これまでの実務で蓄積されたノウハウを生かして、公益法人の移行・公益認定申請をサポートしていきます。