昨日、強制終了したドビュッシー。 

 動画の中でも言いましたが、 フランスの芸術家コクトーが言っている様に、


"ドビュッシーは僅かな葉のそよぎ、その瞬間の葉の煌めきや翳り。

 水面を叩く雨、それが作り出す泡立ちや波紋、それによる水の色合いの変化。 

とどまりと動きによる、生み出す大気などなどを音で表した。"


 そして表したい音楽が従来の作曲技法、和声法でできないなら、そのルールをぶっ壊して、新しい作曲法のもと表現したいものを描く。和声学の禁忌も厭わない。

 彼にしか作れないと言われる。 


 人の女はとる、人の作曲のアイデアはパクる、誰もが信用を置かない。醜いものを体の奥底で熟成し、そこから生まれて出てくるものは、誰もが憧憬する美しき芸術の城。


足繁く通った文学サロン。そこに渦巻くデカダンスも彼の稀有な美学を育て上げていったのだろう。



やはりドビュッシーはすごい。



フランス文学によく出てくるモーヴ色。