私だったんだ。
全ての原因は私だったと、腑に落ちた。
どこにも言い訳のない、探そうともしなくていい、
そんな感覚は初めてかもしれない。
それでもまだ、容赦のない激痛からは解放されなかった。
腑に落ちるまでは、
その拷問のような状態の中、
このひと月余りの出来事や、今インドにいることや、何だかわけがわからなくなり、
逃げ出してしまいたい衝動にかられる瞬間があった。
そんな自分に、
(何から逃げるの?)
そう問いかけてくる、もう一人の自分が確かにいた。
今は、
「まだ気づかないといけないことがあるんですか?」
「気づけたらこの痛みから解放してもらえるんですか?」
どこかにいると感じる神に、心でそう問う私だった。
4時間後、女性(グル)のソウルメイトのハウスに着いた。
数日前に空港へ帰国の変更依頼に行った日の夜から、私もこのハウスでお世話になっていた。
「オ~、おかえりナサ~イ」
女性(グル)のソウルメイトと共同生活をしているスタッフが、出迎えてくれた。
覚えたての日本語で、キラッキラの笑顔で。
私は、息が詰まるほど感激している自分に驚いた。
それと同時に、深い安堵と緩和とぬくもりを感じた。
つまり、
も~めちゃめちゃ嬉しいわっ!
はぁ~それにしても何かすんごくホッとできる~!
って感じ。
久しぶりに大好きな彼に逢えた時のそれとはもちろん違うが、かなりなニアピンだろう。
すぐさま、スタッフ手作りのいつもの晩ごはんが出された。
とても食べられる状態ではなかったはずが、
おいしくいただけた。
本当にとても、おいしかった。
解放されないままではあったが、もう抵抗はしていなかった。
そのまんま、そのまんまでいられた。
翌朝。
自分の身体を感じてみる。
まだ、か。
しかも、お腹まで痛い。
まさかの生理だった。
まさかというのは、私はもともと生理痛が人一倍激しい方だったが、
婦人科の病気も患い、ますますその時期の負担がキツくなっていた。
だから、常にその時期を計算し、確実に避けられるよう自分の予定を立てることに慣れていた。
今回の旅も、例にもれず、その予定だった。
しかし、一週間延ばしたことで予定が狂った。
延ばす時点で気づかない私ではないだろうに。
私にとって、常に最優先なこのことを、
意識せずいられていたことが、どうにも不思議だった。
もしいつものように意識していたら、旅を延ばしてはいなかったろう。
しかし、やはりブルーだ。
「halu-、手をだしてごらん」
解放されず、生理痛も加わり起きられない私の枕元に、
女性(グル)のソウルメイトとスタッフがやってきた。
「あっ!?つめたーっ!! 何??」
「手と足を拭いてあげるよ。気持ちいいから」
そう言って、2人は私の左右から拭いてくれるのだが、
水で絞ったタオルがとんでもなく冷たい。
「つめたーい!! つめたいって!!」
「ツミタイ?」
「シー フィール クール」
女性(グル)が2人に伝えてくれる。
「イッツ グーッ!! ツミタイツミタイねー」
「ツミタイちゃう。 つ・め・た・い。
冷たいですか?っていうの!」
「ツミタイですか?」
「だからー、つ・め・た・い」
「つ・み・た・い」
「何をやねんっ!」
女性(グル)とソウルメイトのやりとりはサイコーだ。
こんな一コマや、
食欲のない私の食べられるものをと、
希望した果物をすぐ用意してくれる女性(グル)に救われた一日だった。
次の日も、晴天だった。
そのお日様を浴びて近くのストアに買い物に行けるまでに、やっとなっていた。
ここまでに3日を要した。
延ばした期間の半分を費やしていた。
夕方、私と女性(グル)とソウルメイトで、ハウスの一室にいた。
「halu、君はとてもピュアなんだけど、まだ考えてしまう部分もあるね。
考えることは止めるんだよ」
ソウルメイトは続けて言った。
「このストーンを持つんだ。そして静かに目を閉じて。
感じるんだ。このストーンからのメッセージを。
君は感じられるから」
ポンディチェリで手にすることになったヒーリングストーンを手渡された。
私たち3人は、膝をつけあわすくらいの距離で三角に座っていた。
状況がよくわからないまま、言われる通り目を閉じた。
(考えないぞ、感じるんだ)
意識はストーンのある手に集中した。
数分後。
目を開けるよう言われた。
「いかがでしたか?」
「3つの言葉が、あったような ・ ・ ・。
まず、 ”愛と調和” それから ”自分を信じて” あとは ”感謝” ・ ・ です」
わからなかった。
どこからそんな言葉がでてきたのか。
自分の中からわいてきたようでもあるし、頭の中にスッとおかれたような気もするし。
これがストーンからのメッセージ?
女性(グル)から英語に訳して伝えられたその内容に、ソウルメイトは
「とてもグットだね。いいよ。3つというのもいい。
よく、覚えておくんだよ。」
私に必要な大切なキーワードなんだろうか。
”愛と調和”
”自分を信じて”
”感謝”
この言葉と、これから共にいなきゃね。
そう、感じていた。