科学、医学、哲学、人間学、宗教学、精神論、一般論 ・ ・ ・。




私たちは往々にして、自分たちの知識や常識、見聞、経験などの範疇で物事を理解しようとする。


理解できないことや未知のことは、理解できるよう解明できるよう努力してきた。


(解明できないものは、謎というくくりで置かれている)


その努力の賜物として、豊かで安心、便利な暮らしを獲得してきた。





しかし、どこにも当てはまらない、謎として置くこともできない、


厳然たる真実が、ある。





日本人として生を受けた女性(グル)だが、その魂のルーツはインドだった。



つまり、肉体の両親は日本人だが、魂の両親はインド人だったのだ。





女性(グル)に与えられたパワーは、科学でも哲学でも精神論でも説明は不可能である。




しかし、真実だ。



その真実にまつわるエピソードを、ここで綴らせてもらいたいと思う。






女性(グル)の、2度目となるインド滞在の時のこと。



その時あるカフェで、アメリカ人のジョーンという男性に出逢った。



とはいえ、2人はたまたま会計のレジの並びの前後となり、


海外でありがちな、互いの名前を伝えあう程度の挨拶を交わしただけだった。




それから数か月後、女性(グル)の元に1通のメールが届いた。





ハロー! 僕はインドで出逢ったジョーンだけど覚えてる?


実はあの時僕は、僕のグルから、インドに行けばソウルメイトに出逢えると聞き、


あの地を訪れていたんだ。そして君に出逢った。


僕のグルは、こうも言っていたんだ。


そのソウルメイトは夢に出てくるだろうって。


僕の夢に、この1週間毎晩君が出てきたんだ。


だから僕は確信したんだ。


僕のソウルメイトは君だって。


君には彼はいるのかい?






女性(グル)はジョーンという名前だけは記憶の片隅にあったが、


人物を覚えてはいなかった。


すれ違っただけのような出逢いなので、当然連絡先など交換してはいない。




一見奇妙にも思えることだが、女性(グル)はそれについては気に留めなかった。






ハロー、ジョーン。



あなたの名前だけは覚えているわよ。


でもごめんなさい。


あなたのことは覚えていないわ。

そして私にはソウルメイトがいるのよ。


だからあなたの勘違いじゃないかしら?






ジョーンは間違いないと思っていたが、自分のグルに相談した。


ジョーンのグルは、インド人だった。



グルは、その女性(グル)の写真を送るよう依頼した。





ハロー!



君の写真を僕のグルに見てもらったよ。


僕のグルは、この女性(グル)は2度の大きな出逢いがあるっていうんだ。


1度目のパートナーとは幸せにはなれないけど、


2度目のパートナーが本当のソウルメイトで、


本物の大きな愛を感じることになるって。


だからその2度目のパートナーが僕だと思う。





女性(グル)は以前出逢いがあり、今のソウルメイトが2度目の出逢いであることを伝えたが、


ジョーンは受け入れられず、再度自分のグルに尋ねた。


ジョーンのグルは、女性(グル)とそのソウルメイトのフルネームと生年月日から


チェックするから聞きなさいとジョーンに告げた。




ジョーンはそのことを女性(グル)に伝え、さらに、


もし2人が本当のソウルメイトでなかったら、別れてほしいとまで言った。




結局、ジョーンのグルのチェックにより、


女性(グル)とそのソウルメイトは正真正銘本物だとわかり、ジョーンも納得した。





その後、ジョーンを通して、女性(グル)とジョーンのグルはコミュニケーションを取るようになった。





ジョーンは当然、自分の本当のソウルメイトに、出逢いたいと願っていた。



それについてジョーンのグルは、女性(グル)のソウルメイトに相談するといいとアドバイスした。




女性(グル)のソウルメイトは、女性(グル)を通してジョーンに伝えた。




「今はまだ、出逢えないよ。


なぜなら、以前君は間違いを犯していただろう。」




他にも女性(グル)のソウルメイトは、ジョーンの過去や振る舞いについてのあらゆることを感じ、


そのまま伝えた。



そして、必要なマントラを与え、アドバイスもした。





ジョーンは、女性(グル)のソウルメイトに自身のことを赤裸々に言い当てられ、


そのパワーの前に、ただ、全てを受け入れた。




しばらくして、ジョーンは女性(グル)と同じ日本人の、本当のソウルメイトに出逢えた。




ジョーンの両親は、とても仲が悪かった。


そしてジョーンの母は、病院では治らない生まれつきの病を抱えていた。


ジョーンは自身の一件で、女性(グル)とそのソウルメイトに深く感謝していたため、


その出逢いについて母に揚々と語った。




病に苦しみ続けてきたジョーンの母は、


もしも出来ることなら、自分も女性(グル)のソウルメイトに救って欲しいと強く願った。




そして、ジョーンの母にもマントラが与えられることとなった。




医学ではどうにもならなかったジョーンの母の生まれつきの病が、完治に至った。





そんな中、女性(グル)はジョーンの住む ”ハワイ” が幾度も感じられた。


これまで他の国々については、そこへ行くようメッセージを感じていたので、


今回も同様かと思った。




ソウルメイトは、女性(グル)がハワイへ行くことを受け入れたが、


念のため、ジョーンのグルへも確認をするようにと女性(グル)に告げた。



ジョーンは女性(グル)が母国を訪れることをとても喜び、


ぜひ自分の家に泊まって欲しいと望んだ。



そしてこのことを、自身のグルに尋ねた。





グルは言った。



「女性(グル)はハワイへ行くのは構わないが、君の家には泊まれない。


その理由は女性(グル)が知っている。」





その頃、女性(グル)とソウルメイトはスカイプで連絡をとっていた。




「実はね、ジョーンのお父さんのエネルギーが、とても良くないんだ。


だから君は、ハワイに行くことは出来るけど、ジョーンの家には泊まってはダメなんだよ。」





ソウルメイトからそう聞き終えたと同時に、まだわけを知らないジョーンから連絡が入った。

女性(グル)は、ソウルメイトから知らされた事実をジョーンに伝えた。




そこから、女性(グル)とソウルメイトでの、ジョーンの父へのお祈りと浄化が始まった。




この後間もなくして、ジョーンの両親のそれまでの不仲がウソのように、


仲睦まじい夫婦となり、愛を育めるようになった。





女性(グル)はこれまでジョーンのグルによって、様々の導きを得ていた。


そして今回においてもそうだった。



深く感謝していた女性(グル)は、どうしてもお礼を言いたいとジョーンに伝えた。




これを機に、女性(グル)とジョーンのグルとの、直接のやりとりが始まった。  





この時のハワイうんぬんのエピソードは、こうして2人が直接つながるための布石でしかなかったのだ。



そしてその後、女性(グル)は悟った。


この時、2人が直接つながる ”時期” がきたからだったということを。





ジョーンのグルと女性(グル)のやりとりは、頻繁なものになっていった。




逢ったこともない、出逢ったばかりのジョーンのグルだが、


まだジョーンを通しての間接的なやりとりの頃から、


すでに強い信頼感や敬愛の念をも感じていた。




それはもちろん、グルという存在の彼ゆえ、


全てパーフェクトに導き、愛にあふれてるということからではあった。




しかしそれだけではなく、彼はなぜか女性(グル)しか知るはずのない、


これまでの経験やエピソード、そのハートまでも知っていたことからでもあった。




女性(グル)は、やはりグルは何もかも知っている偉大な存在だと、大いなる敬意を払っていた。






直接やりとりをする中で、女性(グル)はさらに強くそう感じていた。



そして彼からの大きな深い愛を、感じずにはいられなかった。




異性としてのそれではないが、ソウルメイトから感じる愛と同じくらいの、深い深い愛を感じていた。






ある日のこと。




ソウルメイトは目覚めると同時に語り始めた。




「今ジョーンはドバイにいるんだよ。


そこでサモサを作ってるんだ。」




ちょうど前日に、女性(グル)はジョーンからのメールで、ジョーンがドバイにいることは知っていた。


が、サモサを作っていることについては知らなかったし、全くイメージ出来ないことでもあり、




「ジョーンがドバイで、何でサモサやねん!!」




と、ツッコミたくなる関西のノリを必死に抑え、なぜなのかをソウルメイトに尋ねた。





「それはね、ドネーションなんだよ。」





「何でドネーションやねん!!」






どうにも意味がつながらず、女性(グル)はこらえきれず吹き出してしまった。





「何がおかしいんだい?」





そう言ったかと思うと、ソウルメイトはまた眠りに堕ちた。





少しして起きたソウルメイトに、まださっきの笑いの余韻の残る女性(グル)は、




「ねぇねぇ、何でサモサなん?」


「そのねらいは何なん?」





と、関西のノリで詰め寄った。





ソウルメイトはきょとんとし、




「僕はそんなこと言ってないよ。


何のこと?」





「言うたよ。


覚えてへんの?


だから、何でサモサなんか教えてよ。」





「君はおかしいことを言うね。


きっと夢でも見たんだよ。」





そんなやりとりをしていると、女性(グル)はふと、自分のメールをチェックするように感じた。





ジョーンのグルから届いていた。





ハロー。



君今どう感じてる?


僕たちはさっき話したね。


ジョーンの事を。


あれは、僕だったんだよ。



今夜また行くけど、どうか恐れないで。


そしてこのことは、君のソウルメイトには決して言ってはだめだよ。





女性(グル)はしばらくそのメールを見つめていた。


理解するのに時間が要ったのだ。




つまり、ソウルメイトの体にジョーンのグルが入ってきていたということ。。。





不思議すぎるが、起きた現実をそのまんま受け止めるだけだった。






その夜。



突然ソウルメイトの体がプルプルと揺れ始めた。




初めて見るソウルメイトの異変に女性(グル)は戸惑ったが、ジョーンのグルの言葉を思い出した。





(今日来る言うてはったけど、これなん?


これが?こんなんが来たおしるし?)




さすがに恐いが、この状況にまたツッコミたくもなった。



バイブしていた体がおさまると、ソウルメイトはゆっくりと目を開けた。





(またなんなんこれ? 彼の瞳の色と違うやん。)





恐すぎることで、またそれが面白くもなり、女性(グル)は必死に笑いをこらえていた。





ソウルメイトの体に入ったジョーンのグルは、女性(グル)に近くに来るように呼んだ。



そうしてグルが女性(グル)を見つめている瞳を見て、





(何でいっこもまばたきせえへんねん。


渇いてしゃーないっちゅうねん。)





女性(グル)のツッコミはもう本人すら止められなかった。




その状況にあきれたのか、ジョーンのグルはソウルメイトの体から抜けて行った。




今度来たらもう怖がらないし笑わないでおこう、と思いながら笑っていると、


少しして、再び戻ってきた。






この時から、ジョーンのグルは度々女性(グル)のソウルメイトの体に入り、


2人はある意味直接のコミュニケーションを図るようになった。





その際にも、グルは大切なメッセージに加えて、女性(グル)しか知らないはずの事を語った。





「君はいつも孤独で、一人で闘ってきたのを知っているよ。


どんな時も笑顔を忘れず、強くあろうとしていたね。


僕はいつも見ていたんだよ。」




女性(グル)は、過去の辛かった思いが溢れ出てきた。


これまで、誰にもそんな自分を見せたことがなかった。





女性(グル)は生まれたばかりから両親の虐待を受けていた。


その両親を見て、妹までも、同じように女性(グル)を扱った。


自分だけ食事を与えられないことも、暴力によって出血することも、


幼い女性(グル)には日常だった。


死を意識せずにはいられないこともあった。


自分の家ながら、安らげる瞬間なんて、どこにもなかった。




しかし女性(グル)は、両親のことも妹のことも、恨んだり責めたりすることがなかった。


自分とは真逆に、大切にされている妹にジェラシーを感じたこともなかった。




感情を抑えているわけではなかった。


そもそも、そういう感情がわからなかった。




どれだけのひどい仕打ちをされても、心が凍りつくようなことがあっても、



”これは私に必要なこと。 学びなんだ。


いつか絶対にこの経験が実を結ぶ。”




自分に起きる出来事を、ただ、受け入れていた。


神が与えてくれたことだから、全て乗り越えられると思っていた。


幼い女性(グル)は、なぜか自然に強くそう感じ、信じきっていた。







その後もことあるごとに、ジョーンのグルは、



女性(グル)しか知るはずのないことを語るのだった。




そしてついに、真実が明かされる時がきた。









「君は、日本人としてこの世に生を受けたけどね。





本当は僕の娘なんだよ。」









この日を待ちわびていた父の瞳は、愛だけを映し出していた。











女性(グル)のこの話を聞いた時、



私はなぜか、疑心がわかなかった。



信じられる、ということとも違った。







きっと聞き始めは、私の頭は理解したがっていたのかもしれない。





でも、そんなことムリだと、あっという間に白旗をあげたのだろう。



自分でもその辺はよく覚えてはいない。









今は、理解の必要はないと感じている。





ただ、そのまんまを受け止めることこそが、重要だと知ったから。









女性(グル)とその父の、全てのストーリーを書き尽くすことは私には出来ない。




それは、書物としてシリーズにしないと追いつかないほどのことだから。








そして、今も続いている真実だから。









しかし、ここに書き留めておきたいこと、





その奥にある大いなる愛を、綴らせてもらうことになるだろう。