先般から身寄りの無い高齢者の葬儀や納骨のサポートを行政が行っていることをご報告しましたが、そういった行政主導のエンディング・サポートだけではなく、地域、関係事業者と連携した生前からのサポートの仕組みが必要だと考えます。

 

私共、ロングライフサポート協会では、これまで多くの行政並びに施設との連携により身寄りの無い方々の施設受け入れの為の身元引受サービスや死後事務整理等を行って参りました。

 

この度、これまでの取り組みをまとめて、「身寄りの相互連携の仕組み【MCC(みよりケアコミュニティ)」の提案をしたいと思います。

 

身寄りがないために施設に入れない多くの高齢者の方々がおられます。高齢者故に一般賃貸にも入れず、行き場のない単身高齢者の数も増えております。現場では行政の担当者やケースワーカーの皆さんが大変な思いで、受け入れ先を探され、亡くなった方々の葬儀や納骨のお世話までされています。

 

私共は行政と連携をしながら、身寄りの無い高齢者や生活支援が必要な保護の方々も含めて、施設での受け入れを支援し、施設での生活を身元引受人としてサポートして参りました。更にエンディングに至っては、葬祭事業者と一緒に死後精算の業務を行って参りました。

 

単身社会における高齢者の支援を全て行政に負担をかけるのではなく、事前の終活からエンディングまで行政、関係事業者の皆様と協同しながら、一緒にサポートする仕組み、「身寄りの相互連携の仕組み【MCC(みよりケアコミュニティ)】」を作って参りたいと思います。