久しぶりの友人との会話は、盛り上がります。

今日は、高齢者デイサービスに関わっていた時の友人達でした。
言うまでもなく、かなりキツイ仕事です。
5年程、続けられたのは、同じ方向性を持つ彼女らがいたからです。

キツイの中には、色んな意味があるのですが・・・
一つは、利用者さんが亡くなる事。

私が尊敬してやまなかった、シヅエさんという女性がいました。
一人暮らしのシヅエさんは、全てを腹をくくって行えるタイプの芯のある方でした。

周りの人が、もっとヘルパーさんの時間を増やす事 (安全の為) を提案した時も、
「私には、やる事があります。自分のペースで過ごす時間が必要です。」
人に流されず、自分の意見をキッパリと表明。

「やる事って、何なのですか?」 と率直にお聴きすると・・・ 「祈る事」っと。
しかも、理想は1時間半程と言うことなのです。
これを伺った時、シズエさんの強さの秘密がわかった気がしました。


急に入院する事になった数週間後、一人暮らしを断念せざるおえない事を悟られたそうです。
ただ気がかりは、飼っていた猫ちゃん・・・ 「一目、様子を確認したい。」

それを知った、シヅエさんの友人の方が、数ヶ月かかって下記のことを伝えたそうです。
「猫の事は心配しないで。飼い主が見つかったから。」

この言葉を聴いた翌日、息を引き取られたのだそう。
最後までシヅエさんらしいエピソードで、グッときてしまいました。
と同時に、敬老の日を前にして、シヅエさんの笑顔を思い出す事も出来ました。