自然にいつも触れているガーデナーさん、不思議な力をお持ちかも?
そんな風に感じたのは、この児童文学の本を読んだからです。


     「みどりのゆび」      モーリス・ドリュオン作 安東次男訳  岩波少年文庫

   大金持ちのお家に生まれた男の子(チト)は、「みどりのゆび」を持っている特別な子。
   「みどりのゆび」は、どんな場所にでも花を咲かせることができる、不思議な指です。
   この能力を活かす方法を、人生経験豊かな二人のおじさんに、教わることになります。
   そしてチトが、みどりのゆびを使うたびに、そこから希望が生まれて・・・
   チトは物事を純粋にとらえ、チトにしかできないやり方で、社会の状況を変えていきます。

こんなあらすじなのですが、最後は・・・ 気になる方は、読んでみてくださいね。
子供の本とあなどるなかれ。
私は、友人に教えてもらって読んだのですが、2年前がちょうど読むタイミングだったのかも?

訳者の言葉です。
   人間は、何から何まで詩につつまれて生活することは出来ませんし、
   またそんな純粋な世界ばかりでいきていたら、とても生きてはゆけないでしょう。
   しかし、本当に勇気をもって生きてゆく為には、詩が必要なこともまた確かです。

子供の時に出会わずに、大人になって出会ったこと・・・ やはり、このタイミングでした。