V&A博物館は、私の好きな場所の一つです。
陶磁器・家具・衣装・織物 ・宝飾品と、わりと生活に身近なモノが展示されているからです。
(質や豊富さにおいては、生活レベルではなく芸術レベルですが)

でもその中で、私にとって、いただけないコーナーがあります。
それは、天井まで届くほどの、巨大なガラスケースに収められている陶磁器の展示室です。

展示というよりも、棚に強引に詰め込まれている感じです。
その量はあまりにも膨大で、説明もなかったりするので、大切にされている感じが全くしません。

これを見た時に、「かわいそ~」
同時に 「家にある食器達を使ってあげよう!」 とかなり本気で決意しました。

   あなたの部屋の中で、居眠りしているものは無いか?とチェックしてみて欲しい。
   これらを目覚めさせて、働くステージへ持ってこよう。
   すると、ものには意志が生まれる。
   目的をもって、しかるべく置かれた部屋には、迷いがない。
   スタイルとは、そこに暮らす人の考え方・姿勢のトータルな表現をいうのだから。

上記は、 津田晴美 「気持ちよく暮らす100の方法」 から抜粋

この本は、お片付けのマニュアル本では決してありません。
「あなたの生活と照らし合わせて。あなたは何をしたいの?」と随所で投げかけられました。
(私は、そんな気がした)
読みながら自問しながら、「気持ちよく暮らす」 を探っていった感じです。

博物館のスタイルは、博物館にお任せして、家は、私次第で、いかようにもなります。

部屋を見て 印象を、伝えてくれた友人がいました。
「モノが少なく・ストック品は最小限」 
私が目指したい、 「シンプルな暮らし」 に近づいているのでしょうか?
(この間、お醤油が無くなった時は困った~)